農業改良資金の貸付けが不当と認められるもの

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(５２)　農業改良資金の貸付けが不当と認められるもの

　上記の２７名に対する４２，３５１，０００円の貸付けにおいて、１２，９７９，４４５円の貸付けが不当と認められ、ひいては国庫補助金相当額８，５６６，４２６円が補助の目的に添わない結果になっていると認められる。
　これを府県別に集計して掲げると、別表のとおりである。

（注） 　東北、東海、近畿、中国四国、九州各農政局

（説明）

　この事業は、都道府県が、国の補助金と自己資金等によって資金を造成し、農業経営の改善を図る技術の導入に必要な資金を農業者等に対して無利子で貸し付けるものである。

　しかして、岩手県ほか１４府県が行った貸付け１９，２７９事項８，２３９，８６６，０００円のうち４８３事項９２３，８９４，０００円について、貸付けの適否及び農業者等の貸付金使用の状況を本院が調査したところ、福島県ほか９府県が行った貸付け１２，０３４事項につき本院が調査した２９２事項のうち２３事項４２，３５１，０００円について、次のとおり不当と認められるものがあった。

　このため、上記の貸付金１２，９７９，４４５円に対する国庫補助金相当額８，５６６，４２６円が補助の目的に添わない結果になっていると認められた。

(別表)