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  • 昭和53年度|
  • 第2章 所管別又は団体別の検査結果|
  • 第2節 団体別の検査結果|
  • 第3 日本電信電話公社|
  • 不当事項|
  • 不正行為

職員の不正行為による損害を生じたもの


(136)(137) 職員の不正行為による損害を生じたもの

会計名 (損益勘定)
部局等の名称 (1) 東京電話番号案内局
(2) 宇和島電報電話局
不正行為期間 (1) 昭和53年3月から同年5月まで
(2) 昭和52年7月から54年4月まで
損害金の種別 (1) 前渡資金
(2) 街頭用公衆電話料金
損害額 (1) 522,980円 計10,172,980円
(2) 9,650,000円

(136)  (1) 本件は、東京電話番号案内局の総括前渡資金出納員の補助者が、第3運用部サービス管理課庶務係長として前渡資金の保管等を行うとともに臨時雇の賃金支給書等を作成する事務に従事中、同賃金支給書等を偽造したりなどして賃金を支払ったように装い前渡資金から領得したものである。
 なお、本件損害については、昭和53年6月全額本人から返納されている。

(137)  (2) 本件は、宇和島電報電話局の出納員が、加入課第2加入係長として街頭用公衆電話料金の受入れ事務に従事中、硬貨計算機の電話料金額の表示額を故意に過少に読み取りこれを現金出納簿に登録して、実際の料金額との差額を領得したものである。
 なお、本件損害については、昭和54年9月末までに全額本人から返納されている。