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  • 昭和53年度|
  • 第4章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

賠償等特殊債務処理特別会計


(8) 大蔵省所管 賠償等特殊債務処理特別会計

 この特別会計は、わが国が連合国との間に締結した条約に基づいて行う賠償、財産の補償その他平和の回復に伴い支払を要する特殊債務の処理に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されていたもので、54年4月1日に廃止され、この特別会計に属していた権利及び義務は一般会計に帰属した。
 53年度の歳入歳出決算についてみると、歳入では、徴収決定済額、収納済歳入額ともに1億5059万余円、歳出では、支出済歳出額1億円、翌年度繰越額817万余円、不用額4242万余円となっている。

 上記の支出は、すべて日本国とオランダ王国との間の交換公文に基づくオランダ請求権問題処理費である。
 前記の歳入歳出決算により生じた剰余金5059万余円は、一般会計の54年度歳入として処理された。