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  • 昭和53年度|
  • 第4章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

アルコール専売事業特別会計


(26) 通商産業省所管 アルコール専売事業特別会計

 この特別会計は、アルコール専売事業を企業的に運営し、その健全な発達に資することを目的として、この事業に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
 53年度の歳入歳出決算についてみると、歳入では、徴収決定済額278億3519万余円、収納済歳入額264億3987万余円、収納未済歳入額13億9531万余円、歳出では、支出済歳出額191億5587万余円、翌年度繰越額4712万余円、不用額16億7528万余円となっている。
 収納未済歳入額はすべて事業収入(徴収決定済額276億3533万余円)の分であり、また、不用額の主なものは事業費(歳出予算現額207億7828万余円)の15億7528万余円である。
 前記の収入支出に係る業務実績の主なものは、アルコール141,776kl(発酵アルコール65,497kl、合成アルコール76,279kl)の販売、140,846kl(発酵アルコール66,846kl、合成アルコール74,000kl)の製造又は収納である。
 なお、53年度における損益についてみると、製品売払代等の利益266億3200万余円、製品売上原価等の損失192億0431万余円で、74億2768万余円の利益を生じており、この利益はうち1億0342万余円が翌年度に固有資本の増加に充てられ、45億2426万余円が53年度の一般会計歳入に納付され、28億円が翌年度以降に一般会計歳入に納付されることになっている。