昭和５６年度決算検査報告
この特別会計は、国が経営する森林保険事業に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
５６年度の歳入歳出決算についてみると、歳入では、徴収決定済額１００億４９６１万余円、収納済歳入額１００億４９５５万余円、収納未済歳入額５万余円、歳出では、支出済歳出額３５億９２７６万余円、翌年度繰越額１万余円、不用額６５億６１９８万余円となっている。
上記の経理の基礎となった契約保有高は５６年度末現在８万余件（１３４万余ha）９８６３億６１５６万余円であり、また、前記の支出に係る業務実績の主なものは保険金１０，５２８件２４億１６５２万余円の支払である。
なお、５６年度における損益についてみると、保険料等の利益１００億４９６１万余円、保険金等の損失１０６億２９３４万余円で、５億７９７３万余円の損失を生じており、前年度からの繰越利益６億９３３１万余円からこれを差し引いた利益１億１３５８万余円が翌年度へ繰り越されている。