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  • 昭和59年度|
  • 第2章 所管別又は団体別の検査結果|
  • 第1節 所管別の検査結果|
  • 第8 労働省|
  • 不当事項|
  • 不正行為

職員の不正行為による損害を生じたもの


(107) 職員の不正行為による損害を生じたもの

会計名及び科目 労働保険特別会計(雇用勘定)

(項)失業給付費

部局等の名称 加世田公共職業安定所
鹿児島公共職業安定所
鹿児島県民生労働部職業安定課
不正行為期間 昭和56年8月から59年10月まで
損害金の種類 雇用保険の失業給付金
損害額 26,858,960円

 本件は、上記の各部局において、労働事務官(昭和59年4月以降は地方事務官)新地某が、職業相談、失業の認定、失業対策事業関係業務の監察等の事務に従事中、架空の労働者名を使用し、雇用保険受給資格の決定、失業の認定等に必要な雇用保険被保険者資格喪失届、失業認定申告書等の関係書類を偽造するなどして失業給付金の支給を請求し、165回にわたり計26,858,960円を架空名義の預金口座に振り込ませ、これを領得したものである。なお、本件損害額は、60年10月末現在、全額が補てんされていない。