住宅・都市整備公団

（１３）　住宅・都市整備公団

　この公団は、住宅事情の改善を特に必要とする大都市地域その他の都市地域において健康で文化的な生活を営むに足りる良好な居住性能及び居住環境を有する集団住宅及び宅地の大規模な供給を行うとともに、当該地域において健全な市街地に造成し、又は再開発するために市街地開発事業等を行い、並びに根幹的な都市公園の整備を行うこと等により、国民生活の安定と福祉の増進に寄与することを目的として設置されているもので、６０事業年度末現在の資本金は１００２億０２９４万余円（うち国の出資９７２億８９６２万余円）となっており、同公団の会計は、住宅・都市整備及び鉄道・軌道の２勘定に区分して経理されている。
　同公団の各勘定別の６０事業年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

（住宅・都市整備勘定）

１　収入支出決算（注）

区分	60事業年度	(59事業年度)
(収入)
収入決定済額	千円 2,091,561,921	千円 2,011,815,349
(支出)
支出予算現額	2,300,441,713	2,260,289,308
支出決定済額	2,099,325,996	1,968,158,928
翌事業年度繰越額	71,395,197	142,958,972
不用額	129,720,519	149,171,408

　翌事業年度繰越額の主なものは、住宅等建設費（支出予算現額４３５２億２３３７万余円の４２６億４５５８万余円及び受託業務費（同６４１億６３８０万余円の１５２億９０９９万余円、不用額の主なものは、宅地造成費（同２９４８億９３２３万余円）の６５８億６７７１万余円及び住宅等建設費の３９５億７６９５万余円である。

２　損益

区分	60事業年度	(59事業年度)
収益　(うち住宅管理及譲渡収入) 　(うち宅地管理及譲渡収入)	千円 1,149,298,675 (703,140,358) (201,594,037)	千円 1,025,712,827 (631,605,340) (172,094,219)
費用	1,149,881,762	1,025,932,344
損失	583,086	219,517
(損失の処理)
繰越欠損金として整理	583,086	219,517
(繰越欠損金	913,229	330,143)

３　借入金等

区分	60事業年度末	(59事業年度末)
借入金残高	千円 9,345,041,820	千円 9,100,981,882
(資金運用部資金、市中金融機関等)
債券発行残高	962,202,041	830,900,149
(住宅・都市整備債券等)

４　主な業務実績

区分	60事業年度	(59事業年度)
住宅の建設	20,349戸	20,177戸
賃貸住宅の管理開始	9,762戸	11,127戸
(賃貸住宅の事業年度末現在管理戸数)	(661,613戸)	(652,223戸)
分譲住宅の供給	16,057戸	19,363戸
(分譲住宅の事業年度末現在管理戸数)	(347,779.5戸)	(341,594戸)
住宅建設用地の取得	16ha	65ha
宅地造成用地の取得	49ha	113ha
宅地等の譲渡	304ha	246ha

（鉄道・軌道勘定）