昭和６１年度決算検査報告
この特別会計は、産業の開発及び貿易の振興のために国の財政資金をもって出資及び貸付けを行うことにより国民経済の発展と国民生活の向上に資することを目的として、その経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
同特別会計の６１年度の歳入歳出決算、損益、積立金及び主な業務実績は次のとおりである。
１ 歳入歳出決算
| 区分 | 61年度 | （60年度） |
| （歳入） | ||
| 徴収決定済額 |
千円 153,200,060 |
千円 100,152,842 |
| 収納済歳入額 | 153,200,060 | 100,152,842 |
| （歳出） | ||
| 歳出予算現額 | 93,758,492 | 58,654,389 |
| 支出済歳出額 | 92,151,888 | 57,048,466 |
| 不用額 | 1,606,603 | 1,605,922 |
２ 損益
| 区分 | 61年度 | (60年度） |
| 利益 （うち納付金） |
千円 105,152,605 （55,347,474） |
千円 52,661,778 （48,530,825） |
| 損失 （うち事務費） |
51,888 （51,888） |
13,068,466 （48,466） |
| 利益金 | 105,100,716 | 39,593,312 |
| (利益金の処理） | ||
| 翌年度に積立金に組入れ | 105,100,716 | 39,593,312 |
３ 積立金
| 区分 | 61年度末 | (60年度末） |
積立金現在額 |
千円 (注） 438,923,148 |
千円 430,329,836 |
（注） 産業投資特別会計法（昭和２８年法律第１２２号）第４条の規定に基づき、６１年度に３１０億円を一般会計に繰り入れ、当該金額を積立金から減額して整理した。
４ 主な業務実績
| 区分 | 61年度 | （61年度） | |
| (出資) | |||
| 出資 | 法人数 | 11 | 11 |
| 金額 | 54,100,000千円 | 339,000,000千円 | |
| 出資金減少 | 金額 | 3,280,000千円 | 13,020,000千円 |
| 年度末出資金残高 | 法人数 | 27 | 27 |
| 金額 | 2,115,850,538千円 | 2,065,030,538千円 | |
| (貸付) | |||
| 貸付け | 法人数 | 2 | 1 |
| 金額 | 7,000,000千円 | 2,000,000千円 | |
| 貸付金回収 | 金額 | 1,663,078千円 | 2,415,375千円 |
| 年度末貸付金残高 | 法人数 | 4 | 3 |
| 金額 | 13,749,171千円 | 8,412,250千円 | |