石油公団

（８）　石油公団

　この公団は、石油及び可燃性天然ガス（以下「石油等」という。）の探鉱等に必要な資金の供給その他石油等の資源の開発に必要な資金の融通を円滑にするなどのために必要な業務を行うことにより、石油等の資源の開発を促進し、並びに石油の備蓄及びこれに必要な資金の供給を行うことにより石油の備蓄の増強を推進し、石油等の安定的かつ低廉な供給の確保を図ることを目的として設置されているもので、６１事業年度末現在の資本金は１兆０８２２億１４５２万余円（全額国の出資）となっており、同公団の会計は、一般及び石油備蓄の２勘定に区分して経理されている。
　同公団の各勘定別の６１事業年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

（一般勘定）

　この勘定は、石油等の探鉱等に必要な資金の投融資等の業務に関する経理を行うものである。

１　収入支出決算

区分	61事業年度	(60事業年度)
(収入)
収入決定済額	千円 59,101,609	千円 63,817,612
(支出)
支出予算現額	34,737,599	30,349,604
支出決定済額	22,186,823	20,496,594
翌事業年度繰越額	7,622,018	7,240,308
不用額	4,928,757	2,612,701

２　損益

区分	61事業年度	(60事業年度)
収益	千円 64,220,427	千円 91,180,843
(うち石油開発投融資受入利息)	(36,397,143)	(35,556,059)
費用	64,220,427	91,180,843
(うち投融資損失準備金繰入)	(43,496,580)	(45,990,604)

３　借入金等

区分	61事業年度末	(60事業年度末)
借入金残高	千円 11,650,000	千円 19,575,000
(資金運用部資金)
石油債券発行残高	−	20,288,600

４　主な業務実績

区分		61事業年度	(60事業年度)
(石油開発のための出資)
出資	件数	95件	79件
	金額	63,117,000千円	33,096,000千円
出資金減少	金額	114,000千円	6,290,000千円
事業年度末出資金残高	件数	635件	541件
	金額	409,037,095千円	346,034,095千円
(石油開発のための貸付け)
貸付け	件数	140件	158件
	金額	40,719,555千円	64,218,611千円
貸付金回収等	金額	46,572,772千円	28,236,209千円
事業年度末貸付金残高	件数	1,219件	1,097件
	金額	585,852,567千円	591,705,783千円
(石油開発のための保証債務)
保証債務	金額	16,968,214千円	36,216,857千円
保証債務減少	金額	45,242,686千円	57,313,324千円
事業年度末保証債務残高	金額	382,281,725千円	410,556,197千円

(石油備蓄勘定)

　この勘定は、石油備蓄業務及び石油備蓄に対する投融資業務に関する経理を行うものである。