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  • 昭和61年度|
  • 第4章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 4 公団、事業団その他8団体の決算

日本下水道事業団


(11) 日本下水道事業団

 この事業団は、地方公共団体等の要請に基づき、下水道の根幹的施設の建設、維持管理及び下水道に関する技術的援助を行うとともに、下水道技術者の養成並びに下水道に関する技術の開発及び実用化を図ることなどにより、下水道の整備を促進し、生活環境の改善と公共用水域の水質の保全に寄与することを目的として設置されているもので、61事業年度末現在の資本金は19億3400万円(うち国の出資11億1700万円)となっており、同事業団の会計は、受託業務、建設業務及び一般業務の3勘定に区分して経理されている。
 なお、同事業団は、日本下水道事業団法の一部を改正する法律(昭和61年法律第31号)等の規定により、61事業年度から新たに下水汚泥広域処理事業を行うこととなり、これに関する経理を行うため建設業務勘定が設置された。
 同事業団の各勘定別の61事業年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

(受託業務勘定)

1 収入支出決算

  区分 61事業年度 (60事業年度)
(収入)
 収入決定済額 千円
149,857,219
千円
138,804,167
(支出)
 支出予算現額 152,382,272 147,119,034
 支出決定済額 149,847,175 138,672,085
 翌事業年度繰越額 1,017,720 1,380,460
 不用額 1,517,376 7,066,488

2 損益

  区分 61事業年度 (60事業年度)
 収益 千円
148,607,881
千円
136,765,715
 (うち受託工事収入) (145,111,449) (133,391,002)
 費用 148,605,603 136,646,003
 (うち受託工事業務費) (140,367,849) (129,116,559)
 利益 2,277 119,712
(利益の処理)
 翌事業年度に積立金として整理 2,277 119,712

3 借入金等

  区分 61事業年度末 (60事業年度末)
 借入金残高 千円
2,945,253
千円
3,458,463
 (市中金融機関)
 積立金残高 652,839 533,127

4 主な業務実績

  区分 61事業年度 (60事業年度)
 下水道終末処理場等建設 197箇所 172箇所
 下水道管きょ布設 19,810m 17,208m

(建設業務勘定)

1 収入支出決算

  区分 61事業年度
(収入)
 収入決定済額 千円
4,439,908
(支出)
 支出予算現額 5,071,319
 支出決定済額 5,017,471
 不用額 53,847

2 損益

  区分 61事業年度
 収益 千円
3,083
 (うち政府補助金) (3,083)
 費用 3,083
 (うち支払利息) (3,083)

3 借入金

  区分 61事業年度末
 借入金残高 千円
4,080,000
 (資金運用部資金)

4 主な業務実績

  区分 61事業年度
 汚泥処理施設建設 2箇所

(一般業務勘定)

1 収入支出決算

  区分 61事業年度 (60事業年度)
(収入)
 収入決定済額 千円
1,781,438
千円
1,484,424
(支出)
 支出予算現額 1,471,272 1,464,968
 支出決定済額 1,460,826 1,444,765
 翌事業年度繰越額 8,105 10,301
 不用額 2,340 9,901

2 損益

  区分 61事業年度 (60事業年度)
 収益 千円
1,410,092
千円
1,415,307
 (うち政府補助金) (453,765) (437,341)
 (うち地方公共団体補助金) (453,765) (437,341)
 費用 1,448,711 1,445,584
 (うち一般管理費) (1,051,085) (1,009,416)
 損失 38,618 30,277
(損失の処理)
 翌事業年度に繰越欠損金として整理 38,618 30,277
(繰越欠損金 261,131 230,853)