平成１３年度決算検査報告
この特別会計は、財政融資資金の運用に伴う歳入歳出に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
なお、同特別会計は、財政投融資制度の改革を実施することとするため定められた「資金運用部資金法等の一部を改正する法律」（平成１２年法律第９９号）により、１３年４月１日に、資金運用部特別会計から名称が改められたものであり、これに伴い、郵便貯金及び年金積立金にかかる預託義務は廃止され、必要な資金の公債発行による調達等が行われることとなった。
同特別会計の１３年度の歳入歳出決算、損益、積立金、財政融資資金預託金、財政融資資金特別会計公債金及び運用資産は次のとおりである。
１ 歳入歳出決算
| 区分 | 13年度 | (12年度) |
| 千円 | 千円 | |
| （歳入） | ||
| 徴収決定済額 | 58,452,871,801 | 16,405,622,693 |
| 収納済歳入額 | 58,452,871,801 | 16,405,622,693 |
| （歳出） | ||
| 歳出予算現額 | 56,361,404,888 | 14,744,673,252 |
| 支出済歳出額 | 55,543,694,620 | 12,879,035,529 |
| 不用額 | 817,710,267 | 1,865,637,722 |
不用額の主なものは、諸支出金（歳出予算現額１１兆８４５４億９２６８万余円）の４０１５億６５１０万余円、国債整理基金特別会計へ繰入（同６１２５億１９０１万円）の４００８億６１４３万余円及び財政融資資金へ繰入（同４３兆８９７４億円）の１４３億１６８１万余円である。
２ 損益
| 区分 | 13年度 | (12年度) |
| 千円 | 千円 | |
| 利益 | 17,133,435,460 | 16,405,622,693 |
| （うち貸付金利子） | (11,084,421,118) | (12,419,380,226) |
| 損失 | 11,731,272,614 | 12,879,035,529 |
| （うち預託金利子） | (10,729,968,963) | (12,326,615,558) |
| 利益金 | 5,402,162,846 | 3,526,587,164 |
| 前年度繰越利益 | 8,566,923,567 | 5,040,336,403 |
| 翌年度繰越利益 | 13,969,086,414 | 8,566,923,567 |
３ 積立金
| 区分 | 13年度末 | (12年度末) |
| 千円 | 千円 | |
| 積立金現在額 | 8,566,923,567 | 5,040,336,403 |
４ 財政融資資金預託金
| 区分 | 13年度末 | (12年度末) |
| 千円 | 千円 | |
| 財政融資資金預託金現在額 | 371,030,420,503 | 427,850,626,508 |
５ 財政融資資金特別会計公債金
| 区分 | 13年度末 | (12年度末) |
| 千円 | 千円 | |
| 財政融資資金特別会計公債金現在額 | 43,760,472,700 | — |
６ 財政融資資金の運用資産
| 区分 | 13年度末 | (12年度末) |
| 千円 | 千円 | |
| 貸付金現在額 | 334,225,311,670 | 345,984,858,297 |
| 有価証券現在額 | 87,837,968,607 | 85,955,798,992 |
なお、この特別会計について検査した結果、「第４章 特定検査対象に関する検査状況」に「特別会計の決算分析について」 を掲記した。