ページトップ
  • 昭和62年度|
  • 第4章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 4 公団、事業団その他15団体の決算

宇宙開発事業団


(10) 宇宙開発事業団

 この事業団は、人工衛星及び同衛星打上げ用ロケットの開発、打上げ及び追跡を総合的、計画的かつ効率的に行い、宇宙の開発及び利用の促進に寄与することを目的として設置されているもので、62事業年度末現在の資本金は1兆0757億0815万余円(うち国の出資1兆0756億6855万余円)となっている。
 同事業団の62事業年度の収入支出決算、損益及び主な業務実績は次のとおりである。
 なお、特殊法人等会計処理基準が示されたのに伴い、62事業年度から同事業団の会計処理方法及び財務諸表の表示方法の一部が変更されたため、下記項目の中には、62事業年度の額と61事業年度の額とを対比できないものもある。

1 収入支出決算
 
  区分 62事業年度 (61事業年度)
(収入)

 収入決定済額
千円
121,621,805
千円
115,093,124
(支出)
 支出予算現額 125,120,317 115,060,624
 支出決定済額 112,937,522 108,574,987
 翌事業年度繰越額 11,570,572 6,165,985
 不用額 612,222 319,651
 
 翌事業年度繰越額の主なものは、宇宙環境利用総合推進費(支出予算現額81億4126万余円)の47億5263万余円、ロケット打上及施設建設費(同182億4235万余円)の40億6988万余円である。

2 損益
 
  区分 62事業年度 (61事業年度)

 経常収益
千円
9,164,391

 収益
千円
9,067,401
 (うち国庫補助金収入) (8,633,588)  (うち国庫補助金) (8,479,471)
 経常費用 92,489,811  費用 102,456,289
 (うちロケット開発費) (22,769,545)  (うちロケット開発費) (34,822,219)
 特別損失 3,045,616  損失 93,388,888
 当期損失金 86,371,036 (損失の処理)
(損失金の処理)  翌事業年度に繰越欠損金として整理 93,388,888
 翌事業年度に繰越欠損金として整理 86,371,036

(繰越欠損金

669,099,717)
(繰越欠損金 762,488,605)

3 主な業務実績
 
 技術試験衛星E型「きく5号」の打上げ及び追跡管制
 通信衛星3号a「さくら3号−a」の打上げ及び追跡管制
 技術試験衛星VI型の開発
 放送衛星3号の開発
 H−Iロケット及びH−IIロケットの開発