この事業団は、高速増殖炉及び新型転換炉に関する自主的な開発、核燃料物質の生産、再処理及び保有並びに核原料物質の探鉱、採鉱及び選鉱を計画的かつ効率的に行い、原子力の開発及び利用の促進に寄与することを目的として設置されているものである。その資本金は4事業年度末現在で2兆0203億5439万余円(うち国の出資1兆9269億2500万円)となっている。
同事業団の4事業年度の収入支出決算、損益、借入金及び主な業務実績は次のとおりである。
1 収入支出決算
区分 | 4事業年度 | (3事業年度) |
(収入) | ||
収入決定済額 |
千円 222,036,191 |
千円 219,131,260 |
(支出) | ||
支出予算現額 | 231,018,698 | 228,610,527 |
支出決定済額 | 209,202,177 | 200,976,160 |
翌事業年度繰越額 | 14,186,914 | 20,572,192 |
不用額 | 7,629,605 | 7,062,174 |
翌事業年度繰越額の主なものは、再処理開発費(支出予算現額230億2743万余円)の43億9585万余円、高速増殖炉開発費(同700億5178万余円)の37億3634万余円及び動力炉開発共通費(同253億7124万余円)の22億0260万余円である。
2 損益
区分 | 4事業年度 | (3事業年度) |
経常収益 (うち国庫補助金収入) |
千円 70,076,620 (32,337,997) |
千円 64,911,935 (29,330,707) |
経常費用 (うち動力炉開発費) |
140,364,763 (65,913,060) |
142,104,996 (64,564,486) |
特別利益 | 2,051 | 1,603 |
特別損失 | 884,788 | 1,880,804 |
当期損失金 | 71,170,879 | 79,072,260 |
(損失金の処理) | ||
翌事業年度に繰越欠損金として整理 | 71,170,879 | 79,072,260 |
(繰越欠損金 | 1,216,139,403 | 1,137,067,142) |
3 借入金
区分 | 4事業年度末 | (3事業年度末) |
借入金残高 (市中金融機関) |
千円 50,307,000 |
千円 54,718,000 |
4 主な業務実績
高速増殖炉原型炉「もんじゅ」の建設等
新型転換炉原型炉「ふげん」の運転
再処理施設の運転
ウラン濃縮原型プラントの運転