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  • 平成6年度|
  • 第5章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 2 政府関係機関の収入支出決算

住宅金融公庫


(2) 住宅金融公庫

 この公庫は、国民大衆が健康で文化的な生活を営むに足る住宅の建設等に必要な資金で、銀行その他一般の金融機関が融通することを困難とするものを融通すること及び金融機関の住宅建設等に必要な資金の貸付けにつき保険を行うことなどを目的として設置されているものである。その資本金は6年度末現在で972億円となっている。
 同公庫の6年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

1 収入支出決算

  区分 6年度 (5年度)
千円 千円
(収入)
 収入済額 3,374,613,256 3,097,096,767
(支出)
 支出予算現額 3,439,528,974 3,131,408,041
 支出済額 3,311,481,571 2,927,623,941
 不用額 128,047,402 203,784,099

 不用額の主なものは、支払利息(支出予算現額3兆3492億2571万余円)の1232億3919万余円及び債券発行差金償還金(同92億1911万円)の26億0924万余円である。

2 損益

  区分 6年度 (5年度)
千円 千円
 経常収益 3,430,523,465 3,153,874,741
 (うち貸付金利息) (2,950,553,851) (2,682,253,591)
 経常費用 3,471,196,423 3,180,404,874
 (うち借入金利息) (3,307,310,078) (3,026,002,218)
 特別損失金 38,900,000 23,800,000
 当期損失金 835,714 2,623,923
(損失金の処理)
 翌年度に住宅融資保険特別勘定の積立金を減額整理 835,714 2,623,923

 なお、特別損失金389億円は、住宅金融公庫法(昭和25年法律第156号)附則第14項の規定により、6年度の借入金利息の一部に相当する金額の範囲内で12年度に損失として繰り越すことが適当と認められたものである。

3 借入金等

  区分 6年度末 (5年度末)
千円 千円
 借入金残高
 (資金運用部資金等)
63,270,194,000 54,480,018,000
 財形住宅債券等発行残高 1,129,507,350 1,100,020,250
 積立金残高 7,640,039 10,263,962

4 主な業務実績

 (1) 住宅資金融通事業

  区分 6年度 (5年度)
 貸付け 件数 931千件 802千件
金額 14,690,429,440千円 11,260,944,152千円
 貸付金回収等 金額 5,506,230,538千円 4,484,869,043千円
年度末貸付金残高 件数 6,799千件 6,724千件
金額 64,496,325,594千円 55,312,126,691千円
  上記のうち弁済期限を6箇月以上経過した元金延滞額 38,090,592千円 27,904,337千円
  (うち1年以上延滞のもの) (26,361,571千円) (20,674,541千円)

(2) 住宅融資保険事業

  区分 6年度 (5年度)
 保険関係成立 件数 31千件 24千件
保険価額 474,078,229千円 382,045,054千円
 保険金支払 件数 176件 189件
金額 3,344,861千円 3,779,952千円