会計名 | 郵政事業特別会計 郵便貯金特別会計 簡易生命保険特別会計(平成2年度以前は「簡易生命保険及郵便年金特別会計」) |
部局等の名称 | 当別郵便局ほか29郵便局(職員28人) |
不正行為期間 | 平成2年7月〜10年1月 |
損害金の種類 | 簡易生命保険の保険料、郵便貯金の預入金等 |
損害額 | 378,014,108円 |
当別郵便局ほか29郵便局において、関係職員の不正行為による損害が生じたものが28件、損害額で378,014,108円ある。このうち平成10年10月末現在で損害の補てんが終わっていないものが8件、損害額で281,787,859円(うち同月末現在補てんされた額22,050,750円)、損害額のすべてが補てん済みとなっているものが20件、損害額で96,226,249円となっている(同一人が2郵便局において損害を与えたものなどがあるため、件数と郵便局数は符合しない。)。
この28件を補てんが終わっていないものと補てん済みとなっているものとに分けて示すと、次のとおりである。
(ア) 平成10年10月末現在で損害の補てんが終わっていないもの
部局等の名称 | 不正行為期間 | 損害額 | |
(239) | 北海道郵政局管内 当別郵便局 |
年月 9.1から 9.4まで |
円 1,862,501 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官若瀬某が貯金保険内務事務に従事中、利用者から受領した郵便振替払込金等を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成10年10月末までに750円が同人から返納されている。 |
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(240) | 北海道郵政局管内 社台郵便局 |
7.8及び 7.9 |
2,700,000 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏である特定郵便局長下山某が出納官吏事務に従事中、貯金を担保とする貸付けに必要な書類を不正に作成して払い出した定期郵便貯金貸付金を領得したものである。 | |||
(241) | 東北郵政局管内 秋田中央郵便局 本荘郵便局 |
4.7から 9.10まで |
18,847,000 |
本件は、上記の両部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官進藤某が貯金外務事務に従事中、預金者から払戻しを依頼されて預かった貯金証書を使用して交付を受けた定額郵便貯金払戻金等を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成10年10月末までに1,000,000円が同人から返納されている。 |
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(242) | 同 白河緑ケ丘郵便局 |
6.2から 10.1まで |
57,844,222 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏である特定郵便局長鈴木某が出納官吏事務に従事中、その保管に係る資金や、貯金を担保とする貸付けに必要な書類を不正に作成して払い出した定額郵便貯金貸付金等を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成10年10月末までに300,000円が同人から返納されている。 |
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(243) | 関東郵政局管内 八千代郵便局 |
2.7から 8.8まで |
37,397,662 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官小出某が保険外務事務に従事中、契約者から受領した保険料等を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成10年10月末までに3,000,000円が同人から返納されている。 |
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(244) | 東海郵政局管内 蟹江郵便局 |
8.12から 9.3まで |
115,000,000 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官山田某が貯金保険外務事務に従事中、預金者から預け替えを依頼されて預かった貯金証書を使用して交付を受け預け替えをしなかった通常郵便貯金預入金等を領得したものである。 | |||
(245) | 近畿郵政局管内 泉南郵便局 |
7.10から 10.1まで |
18,078,566 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官松林某が保険外務事務に従事中、契約者から受領した保険料等を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成10年10月末までに1,500,000円が同人から返納されている。 |
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(246) | 中国郵政局管内 八本松郵便局 高屋郵便局 |
6.4から 9.8まで |
30,057,908 |
本件は、上記の両部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官平井某が貯金保険外務事務に従事中、契約者から受領した保険料や預金者から受領した定期郵便貯金預入金等を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成10年10月末までに16,250,000円が同人から返納されている。 |
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(239)−(246) の計 | 8件 | 281,787,859 |
(イ) 平成10年10月末現在で損害額のすべてが補てん済みとなっているもの
部局等の名称 | 不正行為者の職務 | 不正行為期間 | 損害金の種類 | 損害額 | 補てん済み | ||
(247) |
東北郵政局管内 郡山郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金外務事務) |
年月 5.3 |
定額郵便貯金払戻金 |
円 2,579,050 |
年月 9.11 |
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(248) | 同 戸田郵便局 御返地郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (保険内務事務) |
5.1 7.11 |
から まで |
保険貸付金等 | 6,198,341 | 9.7 |
(249) | 同 仙台中田郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (郵便貯金保険内務事務) |
8.8 9.1 |
から まで |
通常郵便貯金払戻金 | 10,000,000 | 9.4 |
(250) | 関東郵政局管内 木更津郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (保険外務事務) |
9.8 9.9 |
及び |
保険金 | 2,915,000 | 9.11 |
(251) | 同 三浦郵便局 |
局長代理 (渡切費の出納保官事務) |
5年 9.8 |
頃から まで |
渡切費 | 7,097,179 | 9.8 |
(252) | 同 金郷郵便局 |
分任繰替払等出納官吏 (出納官吏事務) |
9.8 | 資金 | 1,000,000 | 9.8 | |
(253) | 東京郵政局管内 八王子西郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (保険外務事務) |
9.9 | 資金 | 1,000,000 | 9.12 | |
(254) | 信越郵政局管内 越後川内郵便局 |
分任繰替払等出納官吏 (出納官吏事務) |
9.8 9.12 |
から まで |
資金等 | 1,250,100 | 10.2 |
(255) | 北陸郵政局管内 金沢南郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (郵便内務事務) |
8.12 9.3 |
から まで |
郵便料金 | 2,052,510 | 9.4 |
(256) | 同 三方郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金保険外務事務) |
6.4 9.4 |
から まで |
保険料等 | 21,303,692 | 9.10 |
(257) | 同 富山柳町郵便局 |
分任繰替払等出納官吏 (出納官吏事務) |
6.4 7.3 |
から まで |
郵便料金 | 1,600,000 | 10.1 |
(258) | 近畿郵政局管内 神戸将軍郵便局 |
分任繰替払等出納官吏 (出納官吏事務) |
9.11 | 資金 | 14,000,000 | 9.12 | |
(259) | 同 神戸中山手郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金内務事務) |
9.6 | 資金等 | 1,100,000 | 9.6 | |
(260) | 同 姫路辻井郵便局 |
分任繰替払等出納官吏 (出納官吏事務) |
8.10 9.3 |
頃から まで |
資金等 | 1,700,000 | 9.3 |
(261) | 四国郵政局管内 大洲郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金保険外務事務) |
9.8 | 保険料 | 1,750,700 | 10.1 | |
(262) | 同 高知中央郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (保険外務事務) |
8.10 9.3 |
から まで |
保険料 | 4,871,434 | 9.4 |
(263) | 同 須崎郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金保険外務事務) |
9.1 9.9 |
から まで |
郵便振替払込金等 | 2,884,429 | 9.10 |
(264) | 九州郵政局管内 熊本中央郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (保険外務事務) |
8.3 9.4 |
から まで |
保険料 | 8,722,048 | 9.7 |
(265) | 同 熊本中央郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (保険外務事務) |
8.10 9.4 |
から まで |
保険料 | 1,501,766 | 9.5 |
(266) | 九州郵政局管内 都城郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員又は出納官吏の補助者 (貯金内務事務又は出納官吏事務) |
8.5 9.10 |
から まで |
定額郵便貯金貸付金等 | 2,700,000 | 9.10 |
(247)-(266) の計 | 20件 | 96,226,249 | |||||
(ア)、(イ)の計 | 28件 | 378,014,108 |