この公団は、地域社会の中心となる都市の開発整備等に必要な業務、工業の再配置等の促進に必要な業務及び石炭鉱業の不況により特に疲弊の著しい産炭地域における鉱工業等の振興に必要な業務を行うことにより、全国的な人口及び産業の適正な配置と地域住民の福祉の向上に寄与することを目的として設置されているものである。その資本金は10事業年度末現在で1103億9750万円(全額国の出資)となっている。
同公団の会計は、地方都市開発整備等事業、工業再配置等事業及び産炭地域振興事業の3勘定に区分して経理されており、その勘定別の10事業年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。
(地方都市開発整備等事業勘定)
1 収入支出決算
区分 | 10事業年度 | (9事業年度) |
千円 | 千円 | |
(収入) | ||
収入決定済額 | 83,641,863 | 94,066,725 |
(支出) | ||
支出予算現額 | 100,480,781 | 111,490,406 |
支出決定済額 | 82,058,954 | 88,599,164 |
翌事業年度繰越額 | 10,335,903 | 14,049,827 |
不用額 | 8,085,924 | 8,841,413 |
翌事業年度繰越額の主なものは地方都市開発整備等事業費(支出予算現額491億5264万余円)の97億6677万余円である。
2 損益
区分 | 10事業年度 | (9事業年度) |
経常収益 (うち宅地等造成事業収入) |
千円 36,049,086 (30,921,084) |
千円 33,093,921 (27,957,529) |
経常費用 (うち宅地等造成事業費) |
42,819,338 (37,966,872) |
27,846,586 (22,772,758) |
特別利益 (うち補助金等収入) |
20,290,367 (13,520,113) |
11,203,092 (11,202,811) |
特別損失 (うち宅地等事業資産圧縮損) |
13,520,114 (13,520,113) |
16,450,428 (11,202,811) |
3 借入金等
区分 | 10事業年度末 | (9事業年度末) |
借入金残高 (資金運用部資金等) |
千円 150,301,992 |
千円 149,604,790 |
地域振興整備債券発行残高 | 170,920,000 | 159,760,000 |
4 主な業務実績
区分 | 10事業年度 | (9事業年度) | |
(地方都市の開発整備) | |||
開発整備に要した工事費等 | 箇所数 金額 |
16地区 46,858,922千円 |
14地区 46,922,665千円 |
(地方拠点都市の開発整備) | |||
開発整備に要した工事費等 | 箇所数 金額 |
2地区 554,091千円 |
2地区 2,925,387千円 |
(工業再配置等事業勘定)
1 収入支出決算
区分 | 10事業年度 | (9事業年度) |
千円 | 千円 | |
(収入) | ||
収入決定済額 | 78,897,660 | 75,266,677 |
(支出) | ||
支出予算現額 | 100,688,013 | 87,906,804 |
支出決定済額 | 86,065,755 | 73,572,646 |
翌事業年度繰越額 | 5,422,178 | 5,349,696 |
不用額 | 9,200,079 | 8,984,460 |
2 損益
区分 | 10事業年度 | (9事業年度) |
経常収益 (うち工場用地等造成事業収入) |
千円 11,126,535 (6,370,535) |
千円 19,921,295 (15,603,635) |
経常費用 (うち工場用地等造成事業費) |
14,094,959 (10,240,573) |
19,572,449 (16,181,469) |
特別利益 | 2,968,426 | − |
特別損失 |
2 | 348,845 |
3 借入金等
区分 | 10事業年度末 | (9事業年度末) |
借入金残高 (資金運用部資金等) |
千円 99,388,160 |
千円 95,815,360 |
地域振興整備債券発行残高 | 61,910,000 | 50,580,000 |
4 主な業務実績
区分 | 10事業年度 | (9事業年度) | |
(工業再配置の促進に必要な工業団地の造成) | |||
造成に要した工事費等 | 箇所数 金額 |
16団地 8,007,822千円 |
14団地 7,786,543千円 |
(産業業務施設の再配置の促進に必要な産業業務施設用地の造成) | |||
造成に要した工事費等 | 箇所数 金額 |
9団地 6,757,377千円 |
10団地 11,923,226千円 |
(工場移転に必要な跡地見返資金等の貸付け) | |||
貸付け | 貸付け 金額 |
11件 17,550,000千円 |
12件 14,810,000千円 |
貸付金回収等 | 金額 | 3,194,000千円 | 7,850,000千円 |
事業年度末貸付金残高 | 件数 金額 |
53件 49,503,100千円 |
44件 35,147,100千円 |
上記のうち弁済期限を6箇月以上経過して延滞となっている貸付けの元金残高 | 1,745,600千円 | 1,745,600千円 | |
(うち1年以上延滞のもの) | (1,745,600千円) | (1,745,600千円) | |
貸倒引当金 (貸倒引当金計上率)(注) |
249,236千円 (6.2/1000) |
252,473千円 (9.0/1000) |
|
(注) 貸倒引当金に計上できる金額は、当該事業年度末における貸付金残高(貸付受入金残高を控除)に30/1000を乗じて得た金額の範囲内とされている。 | |||
(産業業務機能支援中核施設等の整備及び管理のため必要な資金の出資) | |||
出資 | 件数 金額 |
6件 5,500,000千円 |
− − |
事業年度末出資金残高 | 件数 金額 |
31件 20,500,000千円 |
25件 15,000,000千円 |
(産炭地域振興事業勘定)
1 収入支出決算
区分 | 10事業年度 | (9事業年度) |
千円 | 千円 | |
(収入) | ||
収入決定済額 | 23,866,181 | 32,084,363 |
(支出) | ||
支出予算現額 | 33,061,759 | 37,153,019 |
支出決定済額 | 26,485,932 | 30,547,790 |
翌事業年度繰越額 | 2,310,470 | 1,245,126 |
不用額 | 4,265,356 | 5,360,102 |
2 損益
区分 | 10事業年度 | (9事業年度) |
経常収益 (うち投融資事業収入) |
千円 3,244,924 (1,007,332) |
千円 5,462,708 (1,407,991) |
経常費用 (うち一般管理費) |
3,830,793 (1,021,288) |
5,751,747 (1,011,871) |
特別利益 | 920,235 | 467,317 |
特別損失 | 334,365 | 178,278 |
3 借入金等
区分 | 10事業年度末 | (9事業年度末) |
借入金残高 (資金運用部資金) |
千円 56,008,309 |
千円 60,158,301 |
地域振興整備債券発行残高 | 6,700,000 | 1,500,000 |
積立金残高 | 10,528,490 | 10,528,490 |
4 主な業務実績
区分 | 10事業年度 | (9事業年度) | |
(産炭地域振興に必要な工業団地の造成) | |||
造成に要した工事費等 | 箇所数 金額 |
7団地 5,365,648千円 |
9団地 8,810,555千円 |
(産炭地域振興のための貸付け) | |||
貸付け | 件数 金額 |
13件 4,038,000千円 |
10件 1,794,000千円 |
貸付金回収等 (うち貸付金償却) |
金額 | 5,482,907千円 (284,137千円) |
8,876,240千円 (167,023千円) |
事業年度末貸付金残高 | 件数 金額 |
217件 32,698,935千円 |
251件 34,143,842千円 |
上記のうち弁済期限を6箇月以上経過して延滞となっている貸付けの元金残高 (うち1年以上延滞のもの) |
5,259,729千円 (4,152,929千円) |
4,566,093千円 (4,522,653千円) |
|
貸倒引当金 (貸倒引当金計上率)(注) |
535,942千円 (16.8/1000) |
931,065千円 (27.4/1000) |
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(注) 貸倒引当金に計上できる金額は、当該事業年度末における貸付金残高(貸付受入金残高を控除)に30/1000を乗じて得た金額の範囲内とされている。 |