会計名及び科目 | 国立学校特別会計 | (項)国立学校 (項)研究所 |
部局等の名称 | 京都大学 |
不正行為期間 | 平成8年2月〜12年2月 |
損害金の種類 | 支出金、委任経理金 |
損害額 | 44,881,810円 |
京都大学において、関係職員の不正行為による損害が生じたものが2件、損害額で44,881,810円ある。このうち平成12年10月末現在で損害の補てんが終わっていないものが1件、損害額で30,033,650円(うち同月末現在補てんされた額5,200,000円)、損害額のすべてが補てん済みとなっているものが1件、損害額で14,848,160円となっている。
上記の2件を補てんが終わっていないものと補てん済みとなっているものとに分けて示すと、次のとおりである。
部局等の名称 | 不正行為期間 年月 |
損害額 円 |
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(ア) 平成12年10月末現在で損害の補てんが終わっていないもの | |||
(37) | 京都大学 | 11. 5から 12. 2まで |
30,033,650 |
本件は、上記の部局において、医学部経理掛長松本某が、分任歳入歳出外現金出納官吏として委任経理金(国立学校の長が文部大臣から経理を委任された奨学寄附金相当額の現金)の出納保管事務に従事中、同出納官吏名義の定期預金を不正に解約して払出しを受け、委任経理金を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成12年10月末までに5,200,000円が同人から返納されている。 |
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(イ) 平成12年10月末現在で損害額のすべてが補てん済みとなっているもの | |||
(38) | 京都大学 | 8. 2から 10. 4まで |
14,848,160 |
本件は、上記の部局において、環境保全センターの職員が、次のように支出金及び委任経理金を領得したものである。 〔1〕支出負担行為担当官の補助者及び支出官の補助者として予算執行事務に従事中、物品購入を装って虚偽の支出負担行為書及び支出決議書を作成し、代金相当額を自ら管理する架空業者名義の金融機関口座等に振り込ませるなどして、支出金11,913,810円を領得した。 〔2〕分任歳入歳出外現金出納官吏として委任経理金の出納保管事務に従事中、物品購入を装って虚偽の購入伺書及び支払命令書を作成し、代金相当額を自ら管理する架空業者名義の金融機関口座に振り込み、委任経理金2,934,350円を領得した。 なお、本件損害額については、平成12年6月に全額が同人ほか1名から返納されている。 |
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(ア)、(イ)の計 2件 | 44,881,810 |