職員の不正行為による損害が生じたもの

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（１５８）職員の不正行為による損害が生じたもの

　本件は、半田社会保険事務所において、年金給付課の職員が、厚生年金保険老齢年金等の審査等の事務に従事中、平成９年１０月から１１年１０月までの間に、端末装置を使用し、架空の人物名や被保険者期間を入力して虚偽の被保険者記録を作成するなどし、自ら開設した金融機関口座に振り込ませるなどして、厚生年金保険老齢年金等計４４，４３７，３８９円を領得したものである。
　なお、本件損害額については、１１年１２月に全額が同人から返納されている。