平成１１年度決算検査報告
この特別会計は、国が施行する港湾整備事業に関する経理及び港湾管理者が施行する港湾整備事業に対する負担金又は補助金の交付等に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
同特別会計は、港湾整備及び特定港湾施設工事の2勘定に区分して経理されており、その勘定別の11年度の歳入歳出決算及び主な業務実績は次のとおりである。
(港湾整備勘定)
1 歳入歳出決算
| 区分 | 11年度 | (10年度) |
| 千円 | 千円 | |
| (歳入) | ||
| 徴収決定済額 | 592,524,973 | 613,340,919 |
| 収納済歳入額 | 592,217,495 | 613,336,287 |
| 収納未済歳入額 | 307,478 | 4,632 |
| (歳出) | ||
| 歳出予算現額 | 675,248,171 | 697,692,242 |
| 支出済歳出額 | 562,323,224 | 575,268,450 |
| 翌年度繰越額 | 110,091,236 | 118,940,010 |
| 不用額 | 2,833,710 | 3,483,781 |
翌年度繰越額の主なものは、港湾事業費(歳出予算現額4227億5493万余円)の818億4868万余円、離島港湾事業費(同538億9504万余円)の90億3206万余円及び北海道港湾事業費(同860億6955万余円)の89億7317万余円である。
2 主な業務実績
| 区分 | 11年度 | (10年度) |
| (直轄事業) | ||
| 港湾の整備 | 132港 | 131港 |
| 航路の整備 | 16航路 | 16航路 |
| (補助事業) | ||
| 港湾の整備 | 432港 | 462港 |
(特定港湾施設工事勘定)
1 歳入歳出決算
| 区分 | 11年度 | (10年度) |
| 千円 | 千円 | |
| (歳入) | ||
| 徴収決定済額 | 21,744,303 | 22,620,951 |
| 収納済歳入額 | 21,744,303 | 22,620,951 |
| (歳出) | ||
| 歳出予算現額 | 22,879,691 | 22,673,505 |
| 支出済歳出額 | 19,870,095 | 20,394,704 |
| 翌年度繰越額 | 2,899,500 | 2,128,800 |
| 不用額 | 110,095 | 150,000 |
2 主な業務実績
| 区分 | 11年度 | (10年度) |
| (直轄事業) | ||
| エネルギー港湾施設の整備 | 4港 | 3港 |
なお、この特別会計について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「防波堤等工事の消波工等に使用する消波ブロックの規格の選定方法を適切なものとし、経済的な設計を行うよう改善させたもの」 を掲記した。