この特別会計は、アルコール専売事業を企業的に運営し、その健全な発達に資することを目的として、その経理を一般会計と区分して行うため設置されていたもので、アルコール事業法(平成12年法律第36号)附則第9条の規定により13年4月1日に廃止された。この特別会計に属していた権利及び義務は、新エネルギー・産業技術総合開発機構に承継されるものを除き(注1)
、一般会計に帰属した。(注2)
同特別会計の12年度の歳入歳出決算、損益及び主な業務実績は次のとおりである。
(注1) 新エネルギー・産業技術総合開発機構に承継されたものは、アルコールの作業資産23億5828万余円である。
1 歳入歳出決算
区分 | 12年度 | (11年度) |
千円 | 千円 | |
(歳入) | ||
徴収決定済額 | 59,135,938 | 58,176,197 |
収納済歳入額 | 56,726,523 | 55,708,643 |
収納未済歳入額 | 2,409,415 | 2,467,554 |
(歳出) | ||
歳出予算現額 | 38,911,497 | 38,842,369 |
支出済歳出額 | 31,964,213 | 30,624,948 |
翌年度繰越額 | − | 1,233,844 |
不用額 | 6,947,283 | 6,983,577 |
2 損益
区分 | 12年度 | (11年度) |
千円 | 千円 | |
利益 | 59,026,131 | 56,081,697 |
(うちアルコール売払代) | (56,701,742) | (56,052,233) |
損失 | 31,288,699 | 31,721,871 |
(うちアルコール売上原価及び一般管理販売費) | (31,254,755) | (31,699,503) |
利益金 | 27,737,432 | 24,359,825 |
(利益金の処理) | ||
固有資本の増△減 | 2,682,781 | △843,334 |
一般会計へ納付(注) | 3,200,000 | 25,203,160 |
3 主な業務実績
区分 | 12年度 | (11年度) | |
発酵アルコール | 購入 | 191,312kl | 183,323kl |
販売 | 187,971kl | 183,295kl | |
合成アルコール | 購入 | 115,958kl | 106,200kl |
販売 | 111,277kl | 109,891kl |