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  • 平成13年度|
  • 第4章 特定検査対象に関する検査状況|
  • 第1 金融システムの安定化のための緊急対策等の実施状況について|
  • 3 検査の状況|
  • (4) 預金保険機構の財務状況

借入金残高及び預金保険機構債券発行残高の推移


(借入金残高及び預金保険機構債券発行残高の推移)

 預金保険機構は、金融システムの安定化のための業務の実施に要する資金の大半を民間金融機関等からの借入金及び預金保険機構債券の発行により賄っており、その支払利息が10年度以降大幅に増加している。
 借入金残高及び預金保険機構債券発行残高の合計は、図7のとおり10年度以降、15兆円から19兆円の規模にまで大きく増加している。

図7 借入金及び預金保険機構債券発行残高の推移

図7借入金及び預金保険機構債券発行残高の推移
注(1)  8年度末の特例業務勘定の借入金残高は、同勘定の前身である一般金融機関特別勘定と信用協同組合特別勘定の借入金残高の合計である。
 (2)  9年度末の金融再生勘定の残高は金融危機管理勘定の借入金残高である。同勘定は10年度に廃止されその資産、負債は金融再生勘定に引き継がれている。

 借入金等の平均利率については、8年度の借入金平均利率が0.75%であったものが、13年度には0.10%となるなど、低下傾向にあるものの、借入金等が増大していることなどから、11年度以降の支払利息は600億円前後で推移している。