この独立行政法人は、さけ類及びます類のふ化及び放流等を行うことにより、さけ類及びます類の適切な資源管理に資することを目的として設置されているものである。その資本金は13事業年度末現在で54億6650万余円(全額国の出資)となっている。
同法人の13事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。
なお、同法人は、13年4月1日、独立行政法人さけ・ます資源管理センター法(平成11年法律第190号)附則第5条の規定により国が有する権利及び義務のうち農林水産省のさけ・ます資源管理センターに関する権利及び義務を承継して設立されたものである。
1 貸借対照表
区分 | 13事業年度末 | |
千円 | ||
資産 | 5,988,447 | |
(うち建物) | (3,223,783) | |
(うち構築物) | (1,581,109) | |
負債 | 354,554 | |
(うち未払金) | (111,867) | |
(うち資産見返負債) | (148,950) | |
資本 | 5,633,892 | |
(うち資本金) | (5,466,502) | |
(うち資本剰余金) | (△64,112)(注) |
2 損益計算書
区分 | 13事業年度 | |
千円 | ||
経常費用 | 2,074,637 | |
(うち研究業務費) | (1,579,633) | |
経常収益 | 2,306,038 | |
(うち運営費交付金収益) | (1,675,761) | |
(うち受託収入) | (22,709) | |
経常利益 | 231,400 | |
臨時利益 | 101 | |
当期総利益 | 231,502 | |
(利益の処分) | ||
積立金 | 231,502 |
3 主な業務実績
区分 | 13事業年度 | |
幼稚魚放流数 | ||
サケ | 217,844千尾 | |
カラフトマス | 3,764千尾 | |
サクラマス | 2,068千尾 | |
ベニザケ | 240千尾 |
なお、この法人について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「独立行政法人の会計経理について、資産及び費用等の認識・計上処理を適切に行い、正確な財務諸表等の作成を期するよう是正改善の処置を要求したもの」 を掲記した。