この特別会計は、外国貿易その他の対外取引において生ずる為替取引の制限その他通常の保険によって救済することができない危険を保険する制度を確立することによって、外国貿易その他の対外取引の健全な発達を図ることを目的とする貿易保険に対して、政府の再保険事業に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
同特別会計の14年度の歳入歳出決算、損益、異常危険準備金及び主な業務実績は次のとおりである。
1 歳入歳出決算
区分 | 14年度 | (13年度) |
千円 | 千円 | |
(歳入) | ||
徴収決定済額 | 250,074,591 | 197,376,839 |
収納済歳入額 | 242,465,424 | 191,171,442 |
不納欠損額 | 402 | − |
収納未済歳入額 | 7,608,764 | 6,205,396 |
(歳出) | ||
歳出予算現額 | 142,874,488 | 81,951,479 |
支出済歳出額 | 78,528,013 | 36,562,243 |
不用額 | 64,346,474 | 45,389,235 |
不用額の主なものは、再保険費(歳出予算現額1309億5866万余円)の529億8248万余円である。
2 損益
区分 | 14年度 | (13年度) |
千円 | 千円 | |
利益 | 161,595,410 | 120,355,374 |
(うち再保険料) | (24,938,828) | (28,924,644) |
損失 | 161,595,410 | 136,509,184 |
(うち再保険金) | (76,270,848) | (33,951,846) |
利益金(△損失金) | − | △16,153,810 |
前年度繰越利益金 | 69,751,099 | 85,904,909 |
翌年度繰越利益金 | 69,751,099 | 69,751,099 |
なお、14年度は、損益計算した結果生じた益金214億8531万余円を、予期せぬ保険事故が発生した場合の支払に備えるための異常危険準備金に繰り入れたため、利益金は発生していない。
3 異常危険準備金
区分 | 14年度末 | (13年度末) |
千円 | 千円 | |
異常危険準備金現在額 | 395,609,719 | 374,124,399 |
4 主な業務実績
区分 | 14年度 | (13年度) | |
再保険引受 | 件数 | 395,668件 | 366,087件 |
金額 | 16,105,418,678千円 | 15,451,658,748千円 | |
再保険金支払 | 件数 | 401件 | 494件 |
金額 | 76,270,848千円 | 33,951,846千円 |