この公団は、本州と四国の連絡橋に係る有料の道路及び鉄道の建設並びに管理を総合的かつ効率的に行うことなどにより、本州と四国の間の交通の円滑化を図り、もって国土の均衡ある発展と国民経済の発達に資することを目的として設置されているものである。その資本金は14事業年度末現在で9255億1550万円(うち国の出資6235億7550万円)となっている。
同公団の14事業年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。
1 収入支出決算
| 区分 | 14事業年度 | (13事業年度) |
| 千円 | 千円 | |
| (収入) | ||
| 収入決定済額 | 539,188,650 | 457,604,594 |
| (支出) | ||
| 支出予算現額 | 544,750,466 | 475,187,197 |
| 支出決定済額 | 537,074,727 | 459,343,046 |
| 翌事業年度繰越額 | 705,261 | 431,543 |
| 不用額 | 6,970,477 | 15,412,608 |
2 損益
| 区分 | 14事業年度 | (13事業年度) |
| 千円 | 千円 | |
| 経常収益 | 95,565,681 | 99,004,303 |
| (うち道路料金収入) | (82,672,187) | (83,347,882) |
| 経常費用 | 142,402,254 | 164,549,347 |
| 特別利益 | 1,793,813 | − |
| 特別損失 | 1,469,058 | − |
| 当期損失金 | 46,511,817 | 65,545,044 |
| (損失金の処理) | ||
| 翌事業年度に繰越欠損金として整理 | 46,511,817 | 65,545,044 |
| (繰越欠損金 | 1,064,568,893 | 999,023,849) |
3 借入金等
| 区分 | 14事業年度末 | (13事業年度末) |
| 千円 | 千円 | |
| 借入金残高 | 940,856,584 | 644,506,521 |
| (財政融資資金等) | ||
| 本州四国連絡橋債券発行残高 | 2,860,969,100 | 3,186,865,600 |
4 主な業務実績
| 区分 | 14事業年度 | (13事業年度) |
| (道路) | ||
| 供用(事業年度末現在) | 神戸・鳴門ルート89km | 神戸・鳴門ルート89km |
| (明石海峡大橋ほか1橋を含む有料道路) | (明石海峡大橋ほか1橋を含む有料道路) | |
| 児島・坂出ルート37km | 児島・坂出ルート37km | |
| (下津井瀬戸大橋ほか5橋を含む有料道路) | (下津井瀬戸大橋ほか5橋を含む有料道路) | |
| 尾道・今治ルート46km | 尾道・今治ルート46km | |
| (大三島橋ほか6橋を含む有料道路) | (大三島橋ほか6橋を含む有料道路) | |
| (鉄道) | ||
| 供用(事業年度末現在) | 本四備讃線32km | 本四備讃線32km |
| (岡山県倉敷市茶屋町〜香川県綾歌郡宇多津町) | (岡山県倉敷市茶屋町〜香川県綾歌郡宇多津町) |
なお、この公団について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「通行料金別納制度による通行料金の割引に当たり、制度の利用者が事業協同組合の組合員であることを確認することなどにより、制度の運用の適正化を図るよう改善させたもの」 を掲記した。