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  • 平成15年度|
  • 第4章 特定検査対象に関する検査状況|
  • 第19 国が発注している調査研究事業について|
  • 2 検査の状況|
  • (1)各府省等が発注している調査研究事業の概況

契約の種類、内容等の状況


イ 契約の種類、内容等の状況

 調査対象契約3,400件を契約種類別にみると、図1のとおり、委託契約の件数の割合が55.3%、請負契約の件数の割合が44.6%となっている。
 また、これらを確定契約(契約金額が契約締結時に確定しているもの)と概算契約(契約金額が契約締結時には確定しておらず、概算額で契約し、履行が完了した段階で額を確定させるもの)とに分類してみると、全体の件数の割合では確定契約が46.2%、概算契約が53.7%となっているが、委託契約では96.3%が概算契約、請負契約では99.1%が確定契約となっている。そして、契約内容別にみると、表2のとおり、「調査」、「統計調査」及び「検討」では確定契約の件数の割合が高くなっているのに対して、「研究」では概算契約の件数の割合が85.6%と高くなっている。

図1 契約種類別の比較

図1契約種類別の比較

表2 契約内容別の分類

(単位:件、百万円、%)

確定・概算別
契約内容

確定契約 概算契約 合計
件数 割合 金額 割合 件数 割合 金額 割合 件数 割合 金額 割合
調査 1,036 61.9 24,734 34.8 636 38.0 46,325 65.1 1,672 100 71,060 100
統計調査 43 66.1 1,311 12.7 22 33.8 9,009 87.2 65 100 10,320 100
研究 173 14.3 8,806 5.7 1,030 85.6 145,070 94.2 1,203 100 153,876 100
検討 321 69.7 6,729 32.9 139 30.2 13,689 67.0 460 100 20,418 100
合計 1,573 46.2 41,581 16.2 1,827 53.7 214,094 83.7 3,400 100 255,675 100

 さらに、予算科目別に契約を分類すると、図2のとおり、「委託費」の予算科目で執行されている契約の割合が、件数で47.9%、金額で81.9%となっているが、委託契約ではほとんどが「委託費」の予算科目で執行されているのに対して、請負契約では「委託費」以外の予算科目(「諸謝金」、「庁費」等の科目)で執行されているものが大宗を占めている。

図2 予算科目別の比較

図2予算科目別の比較