全府省等において執行され、また、租税を主たる財源としていて国の基本的な経費を執行している「一般会計の歳出予算」を対象とし、各所管全体の14年度決算までの執行(注1)
状況について分析するとともに、執行状況の詳細については、内閣ほか14府省等の本省等の内部部局に設置された支出官(以下「本省支出官」という。)に係る執行分について検査した。
そして、歳出予算は、できる限りその内容が分かりやすく、また、効率的に執行でき、かつ執行の責任の範囲が明確になるように、各府省等の所管ごとに「組織」、「項」、「目」と体系的、統一的に区分されており、決算も予算と同一の科目に区分されて整理されていることから、今回の分析の単位は、主として、この予算科目によることとした。