この独立行政法人は、農林業の生産条件、森林資源及び農業資源の状況等からみてこれらの資源の保全及び利用を図ることが必要と認められる地域において、豊富な森林資源を開発するために必要な林道の開設、改良等の事業を行うとともに、水源をかん養するために必要な森林の造成に係る事業及びこれと一体として農用地、土地改良施設等を整備する事業等を行い、もって農林業の振興と森林及び農用地の有する公益的機能の維持増進に資することを目的として設置されているものである。その資本金は15事業年度(注1)
末現在で6209億8971万余円(全額国の出資)となっている。
なお、同法人は、15年10月1日、独立行政法人緑資源機構法(平成14年法律第130号)附則第4条の規定により、国が承継する資産を除き解散した緑資源公団(注2)
の一切の権利及び義務を承継して設立されたものである。
同法人の会計は造林、林道等の2勘定に区分して経理されており、その勘定別の15事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。
(注1) | 独立行政法人緑資源機構の15事業年度は、15年10月1日から16年3月31日までである。 |
(注2) | 緑資源公団の15年9月30日現在における貸借対照表上の資産は1兆5810億6564万余円、負債は8105億0633万余円及び資本は7705億5930万余円である。 |
(造林勘定)
1 貸借対照表
区分 | 15事業年度末 |
千円 | |
資産 | 864,352,201 |
(うち現金及び預金) | (3,529,020) |
(うち水源林) | (858,365,654) |
負債 | 236,522,195 |
(うち短期借入金) | (14,307,500) |
(うち長期借入金) | (211,705,000) |
資本 | 627,830,005 |
(うち資本金) | (618,526,947) |
(うち資本剰余金) | (9,287,494) |
2 損益計算書
区分 | 15事業年度 |
千円 | |
経常費用 | 720,076 |
(うち一般管理費) | (337,591) |
経常収益 | 735,639 |
(うち国庫補助金等収益) | (337,389) |
(うち財務収益) | (318,101) |
経常利益 | 15,563 |
当期純利益 | 15,563 |
当期総利益 | 15,563 |
(利益の処分) | |
(当期未処分利益) | |
当期総利益 | 15,563 |
(利益処分額) | |
積立金 | 15,563 |
3 主な業務実績
区分 | 15事業年度 |
水源林造成事業 | 植栽1,835ha |
(林道等勘定)
1 貸借対照表
区分 | 15事業年度末 |
千円 | |
資産 | 554,385,118 |
(うち林道建設仮勘定) | (270,628,067) |
(うち農用地整備建設仮勘定) | (118,351,107) |
負債 | 547,102,309 |
(うち資産見返補助金等) | (291,399,272) |
(うち長期借入金) | (182,127,509) |
資本 | 7,282,808 |
(うち資本金) | (2,462,769) |
(うち利益剰余金) | (4,820,038) |
2 損益計算書
区分 | 15事業年度 |
千円 | |
経常費用 | 68,277,822 |
(うち農用地整備譲渡原価) | (47,051,623) |
経常収益 | 68,321,055 |
(うち農用地整備割賦譲渡収入) | (18,300,746) |
(うち資産見返補助金等戻入) | (42,346,025) |
経常利益 | 43,233 |
当期純利益 | 43,233 |
目的積立金取崩額 | 245,830 |
当期総利益 | 289,063 |
(利益の処分) | |
(当期未処分利益) | |
当期総利益 | 289,063 |
(利益処分額) | |
積立金 | 289,063 |
3 主な業務実績
区分 | 15事業年度 | |
大規模林業圏開発林道事業 | 31路線 | 28.1km |
特定中山間保全整備事業 | 1区域 | 482,857千円 |
農用地総合整備事業 | 13区域 | 16,902,381千円 |