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  • 平成16年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 2 国が資本金の2分の1以上を出資している法人の決算|
  • [2]公団、事業団等の決算|
  • (事業団)

事業団


日本私立学校振興・共済事業団

 この事業団は、私立学校の教育の充実及び向上並びにその経営の安定並びに私立学校教職員の福利厚生を図るため、次の業務を行うことにより、もって私立学校教育の振興に資することを目的として設置されているものである。

(ア)補助金の交付、資金の貸付けその他私立学校教育に対する援助に必要な業務
(イ)私立学校教職員共済法(昭和28年法律第245号)の規定による共済制度の運営

 その資本金は16事業年度末現在で489億6911万余円(全額国の出資)となっている。
 同事業団の会計は、助成、短期、長期、福祉及び共済業務の5勘定に区分されており、その勘定別の16事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。

(助成勘定)

 この勘定は、学校法人に対する補助金の交付、学校法人等に対する資金の貸付けなど私立学校教育に対する援助に必要な業務に関するものである。

1 貸借対照表

区分 16事業年度末 (15事業年度末)
  千円 千円
資産 677,148,030 687,260,701
(うち長期貸付金) (666,117,080) (676,043,737)
(うち貸倒引当金(注) ) (△5,490,924) (△5,248,122)
負債 619,571,280 629,670,192
(うち長期借入金) (525,524,784) (539,738,698)
資本 57,576,750 57,590,509
(うち資本金) (48,969,115) (48,969,115)
(うち資本剰余金) (5,309,250) (5,298,172)
(うち利益剰余金) (3,298,385) (3,323,221)
 貸倒引当金に計上する金額は、金融庁作成の「預金等受入金融機関に係る検査マニュアル」に基づいた「日本私立学校振興・共済事業団貸付債権自己査定基準」の定めるところに従って算出した金額とされている。

2 損益計算書

区分 16事業年度 (15事業年度)
  千円 千円
  経常費用 283,690,823 283,603,710
  (うち交付補助金) (252,364,425) (252,375,775)
  経常収益 283,798,982 283,513,449
  (うち国庫補助金収入) (252,364,425) (252,375,775)
  経常利益(△経常損失) 108,158 △90,261
  臨時損失 5,067 7,187
  臨時利益 39,108 2,157,214
  当期純利益 142,199 2,059,765
  当期総利益 142,199 2,059,765
(利益の処分)    
 (当期未処分利益)    
  当期総利益 142,199 2,059,765
 (利益処分額)    
  助成金 100,132 111,747
  長期勘定へ繰入 42,067 55,289
  積立金 1,892,729

3 主な業務実績

区分   16事業年度 (15事業年度)
(補助事業)      
 補助金交付法人数   615法人 604法人
 補助金交付額   252,364,425千円 252,375,775千円
(貸付事業)      
 貸付け 法人数 131法人 140法人
  件数 162件 170件
  金額 57,246,700千円 50,957,500千円
 貸付金回収等 金額 67,173,357千円 68,735,055千円
 事業年度末貸付金残高 法人数 1,581法人 1,602法人
  件数 3,852件 3,958件
  金額 666,117,080千円 676,043,737千円
  上記のうち民間金融機関のリスク管理債権の開示基準に準じて事業団において開示している債権    
   破綻先債権 32,130千円
   延滞債権 7,787,940千円 8,346,489千円
   3カ月以上延滞債権
   貸出条件緩和債権 7,230,770千円 7,307,350千円
  15,050,840千円 15,653,839千円

(短期勘定)

 この勘定は、加入者及びその被扶養者の病気等に関する短期給付を行う業務等に関する経理を行うものである。

1 貸借対照表

区分 16事業年度末 (15事業年度末)
  千円 千円
資産 68,692,143 59,734,811
(うち現金及び預金) (44,156,295) (37,823,087)
(うち未収入金) (9,522,098) (9,417,325)
負債 25,559,089 24,457,786
(うち未払費用) (7,395,743) (6,880,541)
(うち支払準備金) (8,295,104) (8,222,345)
資本 43,133,053 35,277,024
(利益剰余金)    

2 損益計算書

区分 16事業年度 (15事業年度)
  千円 千円
  経常費用 190,340,892 183,293,316
  (うち業務費) (190,340,885) (183,293,312)
  経常収益 198,275,816 193,865,439
  (うち掛金収入) (185,387,942) (182,888,869)
  経常利益 7,934,924 10,572,123
  臨時損失 8,312,581 8,244,922
  臨時利益 8,233,686 8,523,860
  当期純利益 7,856,028 10,851,061
  当期総利益 7,856,028 10,851,061
(利益の処分)    
 (当期未処分利益)    
  当期総利益 7,856,028 10,851,061
 (利益処分額)    
  欠損金補てん積立金 △128,774 △127,943
  積立金 7,984,803 10,979,004

(長期勘定)

〔この勘定は、加入者の退職等に関する長期給付を行う業務等に関する経理を行うものである。〕

1 貸借対照表

区分 16事業年度末 (15事業年度末)
  千円 千円
資産 3,211,033,165 3,184,329,988
(うち長期性預金) (723,379,735) (734,386,187)
(うち投資有価証券) (1,602,745,389) (1,563,159,225)
(うち長期貸付金) (525,450,183) (536,992,297)
負債 796,549 5,274,675,007
(うち責任準備金) (—) (5,270,506,997)
資本 3,210,236,616 △2,090,345,018
(利益剰余金) (3,210,236,616) (—)
(繰越欠損金) (—) (△2,090,345,018)

2 損益計算書

区分 16事業年度 (15事業年度)
  千円 千円
  経常費用 389,317,732 363,648,273
  (うち業務費) (372,304,489) (359,267,852)
  経常収益 419,215,077 406,869,974
  (うち掛金収入) (268,009,073) (265,836,192)
  経常利益 29,897,344 43,221,701
  臨時損失 1 5,270,509,537
  (うち責任準備金繰入) (—) (5,270,506,997)
  臨時利益 5,270,684,291 5,084,551,666
  (うち責任準備金戻入) (5,270,506,997) (5,084,362,997)
  当期純利益(△当期純損失) 5,300,581,634 △142,736,169
  当期総利益(△当期総損失) 5,300,581,634 △142,736,169
(利益の処分又は損失の処理)    
 (当期未処分利益又は当期未処理損失)    
  当期総利益(△当期総損失) 5,300,581,634 △142,736,169
  前期繰越欠損金 2,090,345,018 1,947,608,849
 (利益処分額又は損失処理額)    
  長期給付積立金 3,210,236,616
  次期繰越欠損金 2,090,345,018

(福祉勘定)

 この勘定は、加入者及びその被扶養者の健康の保持・増進及び日常生活の援助を目的として、福利及び厚生に関する業務を行うものであり、保健、医療、宿泊、貯金及び貸付の経理に区分されている。

1 貸借対照表

区分 16事業年度末 (15事業年度末)
  千円 千円
資産 875,181,505 887,344,884
(うち長期性預金) (567,682,714) (494,238,772)
負債 865,751,150 834,447,234
(うち加入者貯金) (658,151,960) (616,084,996)
資本 9,430,355 52,897,650
(うち基本金) (—) (43,808,059)
(うち資本剰余金) (3,868,276) (3,868,276)
(うち利益剰余金) (5,562,078) (5,221,313)

2 損益計算書

区分 16事業年度 (15事業年度)
    千円 千円
  経常費用 35,473,474 35,579,316
  (うち業務費) (33,781,278) (33,839,735)
  経常収益 35,412,306 33,993,926
  (うち掛金収入) (6,631,266) (6,559,040)
  (うち保険患者収入) (6,298,381) (5,648,746)
  (うち施設収入) (10,067,725) (10,339,158)
  (うち貸付金利息) (3,201,481) (3,432,187)
  (うち財務収益) (5,725,018) (4,574,051)
  経常損失 61,167 1,585,390
  臨時損失 19,640 190,024
  臨時利益 421,572 1,110,340
  当期純利益(△当期純損失) 340,764 △665,074
  当期総利益(△当期総損失) 340,764 △665,074
  (保健経理 総利益) 1,932,729 1,890,854
  (医療経理 総損失) △2,308,867 △3,039,332
  (宿泊経理 総損失) △307,917 △206,980
  (貯金経理 総利益) 992,854 168,079
  (貸付経理 総利益) 31,966 522,304
(保健経理)
 (利益の処分)    
  (当期未処分利益)    
  当期総利益 1,932,729 1,890,854
 (利益処分額)    
  積立金 1,932,729 1,890,854
(医療経理)
 (損失の処理)    
  (当期未処理損失)    
  当期総損失 2,308,867 3,039,332
  前期繰越欠損金 7,858,458 4,819,126
  (損失処理額)    
  次期繰越欠損金 10,167,325 7,858,458
(宿泊経理)
 (損失の処理)    
  (当期未処理損失)    
  当期総損失 307,917 206,980
  前期繰越欠損金 11,875,635 11,668,655
  (損失処理額)    
  次期繰越欠損金 12,183,553 11,875,635
(貯金経理)
 (利益の処分)    
  (当期未処分利益)    
  当期総利益 992,854 168,079
  (利益処分額)    
  欠損金補てん積立金 1,019,916 151,955
  積立金 △27,062 16,123
(貸付経理)
 (利益の処分)    
  (当期未処分利益)    
  当期総利益 31,966 522,304
  (利益処分額)    
  貸付資金積立金 31,966 522,304

(共済業務勘定)

〔この勘定は、短期勘定及び長期勘定における業務に係る事務に関する経理を行うものである。〕

1 貸借対照表

区分 16事業年度末 (15事業年度末)
  千円 千円
資産 13,202,153 12,019,094
(うち現金及び預金) (3,461,209) (2,244,075)
(うち投資有価証券) (3,997,870) (4,000,000)
負債 3,851,731 3,459,743
(うち退職給付引当金) (3,236,125) (3,252,287)
資本 9,350,421 8,559,351
(うち資本剰余金) (3,235,710) (3,235,936)
(うち利益剰余金) (6,114,711) (5,323,415)

2 損益計算書

区分 16事業年度 (15事業年度)
  千円 千円
  経常費用 4,123,851 4,350,320
  (うち一般管理費) (4,113,771) (4,350,320)
  経常収益 4,871,482 4,945,738
  (うち掛金収入) (4,384,335) (4,334,748)
  経常利益 747,630 595,418
  臨時損失 47,576 1,370
  臨時利益 91,017 239,917
  当期純利益 791,070 833,965
  当期総利益 791,070 833,965
(利益の処分)    
 (当期未処分利益)    
  当期総利益 791,070 833,965
 (利益処分額)    
  資本剰余金 △272,335 △225
  積立金 1,063,405 834,191