国税収納金整理資金の受払

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　国税収納金整理資金は、国税収入に関する経理の合理化と過誤納金の還付金等の支払事務の円滑化を図ることを目的として、国税収納金整理資金に関する法律（昭和２９年法律第３６号）に基づいて、昭和２９年度に設置されたものである。この資金に国税収納金等を受け入れ、過誤納金の還付金等はこの資金から支払い、その差引額を国税収入その他の収入として国の歳入に組み入れることとしており、その受払の計算書を一般会計歳入歳出決算とともに内閣が国会に提出しなければならないこととなっている。 　平成１７年度国税収納金整理資金受払計算書についてみると、受入れ、支払は次表のとおりである。

区分	17年度	(16年度)
	千円	千円
(受入)
徴収決定済額	61,909,397,064	56,953,142,744
収納済額	60,696,673,260	55,773,166,618
不納欠損額	174,720,076	175,404,093
収納未済額	1,038,003,727	1,004,572,031
(支払)
支払決定済額	8,559,779,251	7,859,032,430
歳入組入額	51,412,653,561	47,254,937,786

上記の歳入組入額の主なものは次のとおりである。

	千円
一般会計各税組入金	48,187,289,369
電源開発促進対策特別会計(電源立地勘定)組入金	170,643,175
同特別会計(電源利用勘定)組入金	188,605,615
交付税及び譲与税配付金特別会計(交付税及び譲与税配付金勘定)各税組入金	1,847,529,914
国債整理基金特別会計組入金	232,855,166
石油及びエネルギー需給構造高度化対策特別会計(石炭勘定)組入金	44,628,815
道路整備特別会計組入金	740,800,000

　なお、不納欠損額及び収納未済額の主なものは次のとおりである。

(不納欠損額)

	千円			千円
法人税受入金	47,108,538	(	徴収決定済額	14,273,506,889)
申告所得税受入金	41,537,645	(	同	3,074,527,333)
消費税及地方消費税受入金	34,731,026	(	同	16,800,545,568)
源泉所得税受入金	32,457,987	(	同	15,661,724,457)
相続税受入金	11,006,678	(	同	1,685,839,738)
消費税受入金	6,467,892	(	同	10,853,567)

(収納未済額)

	千円			千円
消費税及地方消費税受入金	432,108,235	(	徴収決定済額	16,800,545,568)
揮発油税及地方道路税受入金	267,549,522	(	同	3,487,576,935)

　前記の収納未済額のほか、既往年度分の収納未済額が２兆０２０６億１６３７万余円ある。
　なお、この国税収納金整理資金の状況について、この章の「第１節第４　個別の決算等」 に詳述した。