国立博物館

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（３）独立行政法人国立博物館

　この独立行政法人は、博物館を設置して、有形文化財（文化財保護法（昭和２５年法律第２１４号）第２条第１項第１号に規定する有形文化財をいう。）を収集し、保管して公衆の観覧に供するとともに、これに関連する調査及び研究並びに教育及び普及の事業等を行うことにより、貴重な国民的財産である文化財の保存及び活用を図ることを目的として設置されているものである。その資本金は１７事業年度末現在で８６２億４６７８万余円（全額国の出資）となっている。
　同法人の１７事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。

１　貸借対照表

区分	17事業年度末	(16事業年度末)
	千円	千円
資産	175,304,808	174,882,976
(うち建物)	(39,543,717)	(40,379,448)
(うち収蔵品)	(89,768,124)	(86,609,097)
負債	4,827,147	5,147,542
(うち運営費交付金債務)	(—)	(1,064,664)
(うち未払金)	(2,267,572)	(2,784,615)
(うち資産見返負債)	(2,007,060)	(1,213,070)
資本	170,477,660	169,735,433
(うち資本金)	(86,246,785)	(86,246,785)
(うち資本剰余金)	(84,209,674) (注)	(83,301,245)
(うち利益剰余金)	(21,200)	(187,402)

２　損益計算書

区分	17事業年度	(16事業年度)
	千円	千円
経常費用	6,578,947	5,709,467
(うち業務費)	(4,469,650)	(3,793,778)
経常収益	6,486,095	5,414,362
(うち運営費交付金収益)	(4,715,652)	(4,165,850)
(うち入場料収入)	(818,092)	(645,640)
経常損失	92,852	295,104
臨時損失	27,599	—
臨時利益	140,286	—
当期純利益(△当期純損失)	19,834	△295,104
目的積立金取崩額	8,430	295,039
過年度目的積立金取崩額修正	△112,687	—
当期総損失	84,421	64
(損失の処理)
(当期未処理損失)
当期総損失	84,421	64
(損失処理額)
積立金取崩額	84,421	64

３　主な業務実績

区分	17事業年度	(16事業年度)
総入館者数	3,115千人	2,161千人

　なお、この法人について検査した結果、「第３章　個別の検査結果」に「有形固定資産の認識・計上処理を適切に行い財務諸表を適正な表示に是正させたもの」 を掲記した。