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  • 平成17年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 2 国が資本金の2分の1以上を出資している法人の決算|
  • [3]独立行政法人及び国立大学法人の決算|
  • (独立行政法人)

日本貿易保険


(5)独立行政法人日本貿易保険

 この独立行政法人は、対外取引において生ずる通常の保険によって救済することができない危険を保険する事業を効率的かつ効果的に行うことを目的として設置されているものである。その資本金は17事業年度末現在で1043億5232万余円(全額国の出資)となっている。
 同法人の17事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。

1 貸借対照表

 区分
17事業年度末
(16事業年度末)
 
千円
千円
資産
398,588,400
241,291,835
(うち有価証券)
(114,031,049)
(75,410,538)
(うち保険代位債権等)
(453,769,366)
(331,573,431)
(うち貸倒引当金)(注)
(△316,566,075)
(△363,947,395)
負債
72,457,886
42,383,571
(うち責任準備金)
(12,048,642)
(10,040,867)
(うち未払金)
(37,012,261)
(4,761,587)
資本
326,130,513
198,908,264
(うち資本金)
(104,352,324)
(104,352,324)
(うち資本剰余金)
(140,651,545)
(45,386,459)
(うち利益剰余金)
(81,126,643)
(49,169,480)
 貸倒引当金は、独立行政法人日本貿易保険の財務及び会計に関する省令(平成13年経済産業省令第104号)第7条第2項及び附則第3条第2項の規定に基づき計上することとされている。

 なお、17事業年度において、貿易保険法(昭和25年法律第67号)第16条第1項の規定により、中期目標の期間の最後の事業年度である16事業年度末の利益剰余金491億6948万余円のうち、245億8474万余円を国庫に納付した。

2 損益計算書

 区分
17事業年度
(16事業年度)
 
千円
千円
  経常収益
11,585,167
9,346,243
  (うち正味収入保険料)
(9,586,119)
(8,571,354)
  経常費用
7,543,714
7,027,185
  (うち事業費及び一般管理費)
(5,475,919)
(4,897,298)
  経常利益
4,041,452
2,319,057
  特別利益
53,878,828
16,375,360
  特別損失
1,378,376
13,202,206
  当期総利益
56,541,903
5,492,211
(利益の処分)
 
 
 (当期未処分利益)
 
 
  当期総利益
56,541,903
5,492,211
 (利益処分額)
 
 
  積立金
56,541,903
5,492,211

 なお、特別利益の主なものは、国から出資を受けた債権等に係る貸倒引当金戻入額353億2456万余円及び国から出資を受けた債権に係る利息収入137億8827万余円である。

3 主な業務実績

 区分
 
17事業年度
(16事業年度)
保険引受
件数
237,105件
241,210件
 
金額
12,845,768,496千円
11,558,831,284千円
保険金支払
件数
158件
206件
 
金額
3,679,682千円
12,903,323千円

 なお、この法人について検査した結果、「第4章 国会及び内閣に対する報告並びに国会からの検査要請事項に関する報告等」に「政府出資法人における内部監査等の状況について」 を掲記した。