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  • 平成18年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 2 国が資本金の2分の1以上を出資している法人の決算|
  • [3] 独立行政法人及び国立大学法人の決算|
  • (独立行政法人)

国立病院機構


(22) 独立行政法人国立病院機構

 この独立行政法人は、医療の提供、医療に関する調査及び研究並びに技術者の研修等の業務を行うことにより、国民の健康に重大な影響のある疾病に関する医療その他の医療であって、国の医療政策として担うべきものの向上を図り、もって公衆衛生の向上及び増進に寄与することを目的として設置されているものである。その資本金は18事業年度末現在で1437億5827万余円(全額国の出資)となっている。
 同法人の18事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。

(ア) 貸借対照表

 区分
18事業年度末
(17事業年度末)
 
千円
千円
資産
1,151,868,862
1,149,016,508
(うち建物)
(338,360,603)
(354,749,357)
(うち土地)
(479,228,302)
(480,018,746)
負債
887,230,139
897,372,109
(うち運営費交付金債務)
(544,430)
(−)
(うち長期借入金)
(638,176,193)
(672,215,127)
(うち退職給付引当金)
(58,765,935)
(40,219,445)
資本
264,638,722
251,644,399
(うち資本金)
(143,758,276)
(143,758,276)
(うち資本剰余金)
(113,139,241)(注)
(109,119,930)
(うち利益剰余金又は△繰越欠損金)
(7,741,204)
(△1,233,808)

 損益外減価償却累計額△6,870,708千円及び損益外減損損失累計額△39,398千円が含まれている。


(イ) 損益計算書

 区分
18事業年度
(17事業年度)
 
千円
千円
経常収益
767,665,829
766,475,318
(うち医業収益)
(700,017,501)
(700,436,454)
(うち運営費交付金収益)
(49,614,051)
(50,823,357)
経常費用
755,258,765
762,911,653
(うち給与費)
(427,934,249)
(425,590,577)
臨時利益
790,487
654,640
臨時損失
4,222,538
3,891,250
当期純利益
8,975,012
327,055
当期総利益
8,975,012
327,055
(利益の処分又は損失の処理)
 
 
(当期未処分利益又は当期未処理損失)
 
 
当期総利益
8,975,012
327,055
前期繰越欠損金
1,233,808
1,560,864
(利益処分額又は損失処理額)
 
 
独立行政法人通則法第44条第3項により主務大臣の承認を受けようとする額
 
 
施設設備整備積立金
7,741,204
− 
次期繰越欠損金
1,233,808

(ウ) 主な業務実績

 区分
18事業年度
(17事業年度)
病院数
146箇所
146箇所
入院患者延べ数
17,016千人
17,512千人
外来患者延べ数
12,352千人
12,665千人

(備考)
 18事業年度の財務諸表は、19年10月24日現在のものである。


 なお、この法人について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「国又は独立行政法人国立病院機構の会計とは別途に経理していた資金から職員等に旅費を支給したり、正規の旅費を同資金に繰り入れたりするなどの不適正な会計経理を行っていたもの」 及び「第4章国会及び内閣に対する報告並びに国会からの検査要請事項に関する報告等」に「独立行政法人及び国立大学法人における情報システムの調達等に関する契約の競争性、経済性の状況並びに業務・システムの最適化に係る取組状況について」 を掲記した。