この特別会計は、国が行う自動車の検査及び登録等に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されていたものである。
なお、同特別会計は、特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)により19年4月1日に廃止されたが、同法により、19年度の末日までの期間に限り暫定的に設置することとされていた。そして、19年度の末日において、同特別会計に所属していた権利及び義務は自動車安全特別会計の自動車検査登録勘定に帰属するものとされた。
自動車検査登録特別会計の19年度の歳入歳出決算及び主な業務実績は次のとおりである。
(ア)歳入歳出決算
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区分
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19年度
千円
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(18年度)
千円
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(歳入)
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徴収決定済額
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57,357,035
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63,251,881
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収納済歳入額
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57,357,035
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63,251,881
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(歳出)
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歳出予算現額
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45,323,324
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48,594,588
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支出済歳出額
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42,926,793
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46,153,770
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翌年度繰越額
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359,186
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100,446
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不用額
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2,037,343
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2,340,371
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(イ)主な業務実績
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区分
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19年度
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(18年度)
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自動車の検査
(うち有料分)
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27,083千件
(27,025千件)
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26,852千件
(26,793千件)
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自動車の登録
(うち有料分)
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17,895千件
(16,922千件)
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18,589千件
(17,644千件)
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なお、この特別会計について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「一般乗用旅客自動車乗車券の使用に当たり、使用規程に定められた所定の事項の遵守に努めて、使用状況が明確となるよう検討して、適切な管理等を行うよう意見を表示したもの 」及び「自動車保有関係手続のワンストップサービスの利用が低調となっているため、サービスの運用方法等の改善を図るよう意見を表示したもの 」を掲記した。