この会社は、我が国たばこ産業の健全な発展を図り、もって財政収入の安定的確保及び国民経済の健全な発展に資するため、製造たばこの製造、販売及び輸入に関する事業を経営することを目的として設置されているものである。その資本金は19事業年度末現在で1000億円(うち国の出資500億円)となっている。
同会社の19事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。
(ア) 貸借対照表
区分
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19事業年度末
千円
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(18事業年度末)
千円
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資産
(うち半製品)
(うち原材料)
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2,902,509,748
(120,091,229)
(29,860,154)
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2,561,865,747
(131,671,788)
(33,705,788)
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負債
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1,085,782,249
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808,798,123
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純資産
(うち資本金)
(うち資本準備金)
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1,816,727,498
(100,000,000)
(736,400,000)
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1,753,067,623
(100,000,000)
(736,400,000)
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(イ) 損益計算書
区分
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19事業年度
千円
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(18事業年度)
千円
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経常収益
(うち売上高)
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2,318,071,055
(2,302,704,040)
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2,344,511,537
(2,330,453,036)
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経常費用
(うち売上原価)
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2,140,313,176
(1,802,655,558)
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2,154,781,261
(1,814,235,187)
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経常利益
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177,757,878
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189,730,275
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特別利益
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68,059,958
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45,568,753
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特別損失
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29,802,920
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19,273,442
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法人税、住民税及び事業税
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71,031,884
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54,267,451
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法人税等調整額
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13,837,999
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29,302,117
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当期純利益
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131,145,032
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132,456,018
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(繰越利益剰余金の変動)
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||
繰越利益剰余金(前期末残高)
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135,266,822
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135,717,967
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特別償却準備金取崩額(注)
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−
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74,869
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特別償却準備金取崩額
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7,459
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70,536
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圧縮記帳積立金繰入額(注)
|
−
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△3,031,524
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圧縮記帳積立金取崩額(注)
|
−
|
13,473,343
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圧縮記帳積立金繰入額
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△5,228,544
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△2,474,757
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圧縮記帳積立金取崩額
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5,253,134
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3,685,845
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圧縮記帳特別勘定繰入額(注)
|
−
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△1,857,016
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圧縮記帳特別勘定取崩額(注)
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−
|
3,183,253
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圧縮記帳特別勘定繰入額
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△3,833,143
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△3,181,440
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圧縮記帳特別勘定取崩額
|
3,181,440
|
1,857,016
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別途積立金の積立て(注)
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−
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△110,100,000
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剰余金の配当(注)
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−
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△17,244,144
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剰余金の配当(中間配当)
|
−
|
△17,244,144
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別途積立金の積立て
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△93,000,000
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−
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剰余金の配当
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△42,152,352
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−
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役員賞与(注)
|
−
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△119,000
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当期純利益
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131,145,032
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132,456,018
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(変動額合計)
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(△4,626,972)
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(△451,144)
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繰越利益剰余金(当期末残高)
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130,639,849
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135,266,822
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18年6月の定時株主総会における利益処分項目
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なお、特別利益の主なものは土地の売却等に伴う固定資産売却益660億6195万余円である。また、特別損失の主なものは成人識別自販機導入費用128億7869万余円である。
(ウ) 主な業務実績
区分
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19事業年度
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(18事業年度)
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国内産葉たばこ買入れ
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37千t
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37千t
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紙巻たばこ製造
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1875億本
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1943億本
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紙巻たばこ販売
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1870億本
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1949億本
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なお、この会社について検査した結果、「第4章 国会及び内閣に対する報告並びに国会からの検査要請事項に関する報告等」に「国及び国が資本金の2分の1以上を出資している法人における談合等に係る違約金条項の導入状況等について 」を掲記した。