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  • 平成19年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 2 国が資本金の2分の1以上を出資している法人の決算|
  • [3] 独立行政法人及び国立大学法人等の決算

独立行政法人農業生物資源研究所


(4) 独立行政法人農業生物資源研究所

 この独立行政法人は、生物資源の農業上の開発及び利用に関する技術上の基礎的な調査及び研究、昆虫その他の無脊椎動物の農業上の利用に関する技術上の試験及び研究等を行うことにより、生物の農業上の利用に関する技術の向上に寄与することを目的として設置されているものである。その資本金は19事業年度末現在で403億1906万余円(全額国の出資)となっている。
 同法人の19事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。

(ア) 貸借対照表

区分
19事業年度末
千円
(18事業年度末)
千円
 資産
 (うち建物)
 (うち土地)
43,009,171
(12,749,962)
(23,774,704)
43,402,907
(13,064,635)
(23,780,216)
 負債
 (うち運営費交付金債務)
 (うち長期リース債務)
 (うち資産見返負債)
5,298,647
(706,676)
(908,731)
(2,331,611)
5,136,615
(481,426)
(1,147,964)
(2,176,068)
 純資産(注1)
 (うち資本金)
 (うち資本剰余金)
 (うち利益剰余金)
37,710,524
(40,319,066)
(△2,983,743)(注2)
(375,201)(注3)
38,266,292
(40,319,066)
(△2,444,767)
(391,993)
 18事業年度までは資本の区分であったが、独立行政法人会計基準の改訂(19年11月19日)に伴い、19事業年度からは純資産の区分となった。
 損益外減価償却累計額△6,191,190千円、損益外固定資産除売却額△2,250,284千円及び損益外減損損失累計額△4,549千円が含まれている。
 前中期目標期間繰越積立金251,820千円が含まれている。

(イ) 損益計算書

区分
19事業年度
千円
(18事業年度)
千円
 
経常費用
(うち研究業務費)
12,333,789
(11,301,939)
11,225,841
(10,193,172)
 
経常収益
(うち運営費交付金収益)
(うち受託収入)
12,316,624
(6,875,610)
(4,995,535)
11,086,290
(6,665,130)
(3,975,446)
 
経常損失
17,165
139,551
 
臨時損失
32,207
140,286
 
臨時利益
32,580
140,286
 
当期純損失
16,792
139,551
 
前中期目標期間繰越積立金取崩額
86,101
193,623
 
当期総利益
69,309
54,072
(利益の処分)
 
 
 
(当期未処分利益)
 
 
 
当期総利益
69,309
54,072
 
(利益処分額)
 
 
 
積立金
69,309
54,072

(ウ) 主な業務実績

区分
19事業年度
千円
(18事業年度)
千円
 アグリバイオリソースの高度化と活用研究
5,344,140
4,122,235
 ゲノム情報と生体情報に基づく革新的農業生産技術の研究開発
2,666,922
3,019,952
 バイオテクノロジーを活用した新たな生物産業の創出を目指した研究開発
1,494,825
1,250,486

 なお、この法人について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「農林水産生物ゲノム情報統合データベースシステムの運用支援業務等の労務費の積算に当たり、業務の内容に適合した経済的な積算を行うよう是正改善の処置を求めたもの 」を、「第4章 国会及び内閣に対する報告並びに国会からの検査要請事項に関する報告等」に「国及び国が資本金の2分の1以上を出資している法人における談合等に係る違約金条項の導入状況等について 」及び「独立行政法人の業務、財務、入札、契約の状況について 」を掲記した。