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  • 平成19年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 2 国が資本金の2分の1以上を出資している法人の決算|
  • [3] 独立行政法人及び国立大学法人等の決算

独立行政法人日本学術振興会


(15) 独立行政法人日本学術振興会

 この独立行政法人は、学術研究の助成、研究者の養成のための資金の支給、学術に関する国際交流の促進、学術の応用に関する研究等を行うことにより、学術の振興を図ることを目的として設置されているものである。その資本金は19事業年度末現在で10億6358万余円(全額国の出資)となっている。
 同法人の19事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。

(ア) 貸借対照表

区分
19事業年度末
千円
(18事業年度末)
千円
 資産
 (うち建物及び附属設備)
7,376,164
(242,396)
5,251,229
(272,714)
 負債
 (うち運営費交付金債務)
 (うち未払金)
 (うち長期預り寄附金)
4,704,726
(−)
(678,339)
(811,190)
4,254,705
(1,039,956)
(1,365,829)
(862,172)
 純資産(注1)
 (うち資本金)
 (うち資本剰余金)
 (うち利益剰余金)
2,671,438
(1,063,587)
(△193,517)(注2)
(1,799,848)
996,523
(1,063,587)
(△159,285)
(90,701)
 18事業年度までは資本の区分であったが、独立行政法人会計基準の改訂(19年11月19日)に伴い、19事業年度からは純資産の区分となった。
 損益外減価償却累計額△193,491千円及び損益外減損損失累計額△1,713千円が含まれている。

(イ) 損益計算書

区分
19事業年度
千円
(18事業年度)
千円
 
経常費用
(うち業務費)
156,927,828
(156,369,922)
138,298,292
(137,754,053)
 
経常収益
(うち運営費交付金収益)
(うち寄附金収益)
158,648,568
(30,049,871)
(344,046)
138,301,324
(28,997,187)
(299,000)
 
経常利益
1,720,740
3,031
 
臨時損失
11,522
535
 
臨時利益
92,029
 
住民税
70
70
 
当期純利益
1,709,147
94,454
 
当期総利益
1,709,147
94,454
(利益の処分)
 
 
 
(当期未処分利益)
 
 
 
当期総利益
1,709,147
94,454
 
前期繰越欠損金
3,753
 
(利益処分額)
 
 
 
積立金
1,709,147
90,701

(ウ) 主な業務実績

区分
19事業年度
(18事業年度)
 科学研究費補助事業
交付件数
39,478件
33,970件
交付金額
126,836,502千円
108,383,857千円
 特別研究員の採用
 
4,593人
4,412人

 なお、この法人について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「科学研究費補助金の経理が不当と認められるもの 」を、「第4章 国会及び内閣に対する報告並びに国会からの検査要請事項に関する報告等」に「国及び国が資本金の2分の1以上を出資している法人における談合等に係る違約金条項の導入状況等について 」及び「独立行政法人の業務、財務、入札、契約の状況について 」を掲記した。