ページトップ
  • 平成21年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要

一般会計


第1 歳入歳出決算

1 一般会計

(1) 歳入

 一般会計の歳入決算は次のとおりである。

区分 21年度(千円) 20年度(千円)
徴収決定済額 107,119,422,889 89,212,869,834
収納済歳入額 107,114,243,108 89,208,229,535
不納欠損額 785,418 1,749,263
収納未済歳入額 4,394,363 2,891,035

 収納済歳入額の主なものは、公債金の51兆9549億9965万余円、租税及印紙収入の38兆7330億7569万余円である。このうち、公債金の収納済歳入額は、財政法(昭和22年法律第34号)第4条第1項ただし書の規定により発行された公債の収入金15兆0109億9982万余円及び「財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行及び財政投融資特別会計からの繰入れの特例に関する法律」(平成21年法律第17号)第2条第1項の規定により発行された公債の収入金36兆9439億9982万余円の合計額である。
 収納未済歳入額の主なものは雑納付金(徴収決定済額1153億4579万余円)の19億8982万円、弁償及返納金(同3608億6764万余円)の19億0904万余円である。
 この収納未済歳入額のほか、既往年度に生じた収納未済歳入額で本年度にもなお収納されなかったものが193億7738万余円ある。

(2) 歳出

 一般会計の歳出決算は次のとおりである。

区分 21年度(千円) 20年度(千円)
支出済歳出額 100,973,424,388 84,697,395,043
翌年度繰越額 3,940,356,413 4,510,834,492
不用額 2,155,209,234 1,817,868,544

ア 支出済歳出額

(ア) 所管別

所管 21年度(千円) 20年度(千円)
皇室費 6,139,619 6,614,774
国会 127,150,112 123,539,745
裁判所 311,519,047 331,743,354
会計検査院 16,344,323 16,408,571
内閣 96,184,043 91,116,512
内閣府 620,169,425 571,121,335
総務省 21,716,861,537 17,266,623,938
法務省 672,707,427 681,884,155
外務省 935,999,863 904,123,374
財務省 22,273,201,448 21,214,356,830
文部科学省 6,059,554,480 5,436,680,628
厚生労働省 29,057,723,300 22,924,651,603
農林水産省 3,032,457,118 2,804,582,287
経済産業省 2,614,084,349 1,136,763,424
国土交通省 8,104,174,120 6,170,118,047
環境省 501,098,300 200,469,616
防衛省 4,828,055,868 4,816,596,841

(イ) 主要経費別

主要経費 21年度(千円) 20年度(千円) 主要経費 21年度(千円) 20年度(千円)
社会保障関係費 28,716,151,041 22,561,742,478 地方交付税交付金 16,111,283,000 15,140,119,889
年金医療介護保険給付費
19,720,881,183 地方特例交付金 462,011,000 539,108,000
生活保護費
2,289,059,977 2,047,260,619 防衛関係費 4,811,291,836 4,803,258,410
社会福祉費
4,170,598,186 1,868,493,386 公共事業関係費 8,353,194,938 6,920,908,727
(社会保険費)
17,900,055,306
治山治水対策事業費
1,318,603,639 1,010,638,707
保健衛生対策費
1,121,826,813 404,672,202
道路整備事業費
1,642,460,115 1,665,663,542
雇用労災対策費
1,413,784,880
港湾空港鉄道等整備事業費
644,871,508 534,570,747
(失業対策費)
341,260,964
住宅都市地域環境整備事業費
2,650,004,546
文教及び科学振興費 6,157,508,416 5,487,018,303
(住宅都市環境整備事業費)
1,554,089,926
義務教育費国庫負担金
1,591,738,542 1,648,614,606
下水道水道廃棄物処理等施設整備費
899,151,943 893,989,743
科学技術振興費
1,685,327,479 1,373,734,388
農業農村整備事業費
590,599,465 577,607,413
文教施設費
323,157,480 217,850,826
森林水産基盤整備事業費
348,048,510 303,087,511
教育振興助成費
2,404,667,289 2,101,688,474
調整費等
140,842,242 173,236,459
育英事業費
152,617,624 145,130,008
災害復旧等事業費
118,612,967 208,024,676
国債費 18,444,821,997 19,166,464,213
恩給関係費 780,568,665 855,764,184 経済協力費 800,600,788 799,707,110
文官等恩給費
26,339,184 28,188,159 中小企業対策費 2,915,074,363 1,073,640,734
旧軍人遺族等恩給費
713,941,880 776,771,214 エネルギー対策費 994,156,719 867,696,744
恩給支給事務費
2,609,960 2,785,258 食料安定供給関係費 1,036,124,251 1,051,192,080
遺族及び留守家族等援護費
37,677,640 48,019,552 その他の事項経費 11,390,637,369 5,430,774,165
 ( )内は20年度における分類である。

イ 翌年度繰越額

 翌年度繰越額は3兆9403億5641万余円(20年度4兆5108億3449万余円)で、その内訳は次のとおりであって、財政法第43条の2第1項の規定による継続費の逓次繰越のものはない。

〔1〕  財政法第14条の3第1項の規定による明許繰越のもの 3,885,689,883千円
〔2〕  財政法第42条ただし書の規定による事故繰越のもの 54,666,529千円

 これらの翌年度繰越額のうち主なものは次のとおりである。

所管 組織 翌年度繰越額(千円) (歳出予算現額)(千円)
内閣府 警察庁 警察活動基盤整備費 34,887,128 219,552,534
総務省 総務本省 地域活性化・経済危機対策推進費 272,333,091 999,930,449
  地域活性化・公共投資推進費 352,539,054 1,269,773,210
  地域活性化推進費 488,394,402 499,935,370
  ユビキタスネットワーク整備費 81,147,326 250,251,212
消防庁 消防防災体制等整備費 37,023,223 59,525,292
法務省 法務本省 法務省施設費 78,499,299 122,996,723
外務省 外務本省 経済協力費 60,440,965 293,678,233
文部科学省 文部科学本省 国立大学法人施設整備費 63,095,818 264,097,980
公立文教施設整備費 251,419,634 569,614,603
農林水産省 農林水産本省 農業生産基盤整備・保全事業費 137,851,630 440,818,492
  農村整備事業費 42,744,074 109,190,059
林野庁 森林整備事業費 39,951,819 143,061,934
経済産業省 経済産業本省 地域経済活性化対策費 34,376,000 43,017,998
  温暖化対策費 34,376,000 820,053,110
中小企業庁 経営革新・創業促進費 36,257,894 128,871,982
国土交通省 国土交通本省 住宅対策事業費 50,991,901 218,384,851
下水道事業費 104,200,045 549,142,885
住宅防災事業費 31,255,822 167,301,756
下水道防災事業費 50,722,981 201,081,881
港湾整備事業費等社会資本整備事業特別会計へ繰入 83,926,448 319,184,398
整備新幹線整備事業費 46,574,896 152,166,336
都市再生・地域再生整備事業費 51,464,462 405,708,418
地域活力基盤整備事業費 322,659,372 940,000,000
河川等災害復旧事業費 34,011,760 104,573,717
防衛省 防衛本省 防衛施設安定運用関連諸費 38,285,723 332,961,760

 なお、上記のうち事故繰越の主なものは外務省所管の経済協力費のうちの37億0693万余円である。

ウ 不用額

 不用額は2兆1552億0923万余円(20年度1兆8178億6854万余円)で、その主なものは次のとおりである。

所管 組織 不用額(千円) (歳出予算現額)(千円)
内閣府 内閣本府 地域再生推進費 30,593,328 30,593,328
警察庁 警察活動基盤整備費 23,574,423 219,552,534
総務省 総務本省 電波利用料財源電波監視等実施費 10,582,867 91,142,754
定額給付金給付事業助成費 48,887,499 1,801,470,062
財務省 財務本省 財務本省共通費 40,424,050 100,545,369
産業投資支出財政投融資特別会計へ繰入 45,106,000 265,625,127
国債費 806,670,614 19,251,492,612
予備費 187,375,735 187,375,735
文部科学省 文部科学本省 生涯学習振興費 23,016,967 142,461,338
厚生労働省 厚生労働本省 感染症対策費 11,289,001 90,130,113
重要医薬品供給確保対策費 25,742,097 259,833,869
医療提供体制基盤整備費 17,614,262 283,322,863
水道施設整備費 13,609,420 107,068,278
地域子育て支援対策費 17,105,303 123,652,666
保育所運営費 12,351,227 339,893,881
障害保健福祉費 12,370,430 1,129,236,301
介護保険制度運営推進費 24,406,884 2,749,051,278
農林水産省 農林水産本省 国産農畜産物競争力強化対策費 31,580,726 396,632,438
農業生産基盤整備・保全事業費 18,795,485 440,818,492
農村整備事業費 10,819,457 109,190,059
株式会社日本政策金融公庫助成費 14,152,868 35,965,810
国土交通省 国土交通本省 住宅対策事業費 12,546,865 218,384,851
住宅対策諸費 14,918,145 738,371,000
下水道事業費 12,334,651 549,142,885
住宅防災事業費 11,639,596 167,301,756
下水道防災事業費 11,180,884 201,081,881
災害対策等緊急事業推進費 11,538,294 16,962,783
都市再生・地域再生整備事業費 79,270,355 405,708,418
都市開発資金貸付金社会資本整備事業特別会計へ繰入 10,018,000 67,500,000
国土・景観形成事業推進調整費 33,593,925 39,971,420
河川等災害復旧事業費 15,406,855 104,573,717
環境省 環境本省 廃棄物処理施設整備費 33,979,662 108,121,363
防衛省 防衛本省 防衛本省共通費 19,913,591 929,227,110
武器車両等整備費 17,284,705 988,781,665
防衛施設安定運用関連諸費 10,117,277 332,961,760

エ 予備費使用額

 予備費使用額は626億2426万余円(20年度297億0781万余円)で、その主なものは次のとおりである。

所管 組織 予備費使用額(千円) (歳出予算額)(千円)
総務省 総務本省 選挙制度等整備費 3,510,011 73,571,415
厚生労働省 厚生労働本省 感染症対策費 21,352,370 45,633,083
重要医薬品供給確保対策費 28,023,551 230,317,318
生活保護費 5,763,020 2,290,361,250

(3) 剰余金

 収納済歳入額から支出済歳出額を差し引いた6兆1408億1872万余円から既往年度に発生した剰余金の使用残額を差し引いた21年度新規発生剰余金は6兆1408億1872万余円である。これから翌年度への繰越歳出予算財源3兆9403億5641万余円、地方交付税交付金財源5757億7943万余円を差し引いた1兆6246億8287万余円が、21年度における財政法第6条の純剰余金となっている。