この特別会計は、国有財産の適正かつ効率的な活用を図るため庁舎等その他の施設の用に供する特定の国有財産の整備を計画的に実施し、その経理を一般会計と区分して行うため設置されていたものである。
なお、同特別会計は、特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)により19年4月1日に廃止されたが、同法により、21年度の末日までの期間に限り暫定的に設置することとされた。そして、21年度の末日において同特別会計に所属していた権利及び義務は、一般会計に帰属するものとされた。ただし、未完了事業に係る権利及び義務は、財政投融資特別会計の特定国有財産整備勘定(経過措置として22年度に設置)に帰属するものとされた。
同特別会計の21年度の歳入歳出決算、借入金及び主な業務実績は次のとおりである。
(ア) 歳入歳出決算
歳入 | 徴収決定済額(千円) | 収納済歳入額(千円) | 不納欠損額(千円) | 収納未済歳入額(千円) |
21年度 20年度 |
168,404,990 192,150,366 |
168,404,990 192,150,366 |
— — |
— — |
歳出 | 歳出予算現額(千円) | 支出済歳出額(千円) | 翌年度繰越額(千円) | 不用額(千円) |
21年度 20年度 |
75,847,381 96,755,795 |
33,437,006 73,042,614 |
11,557,539 11,269,284 |
30,852,835 12,443,896 |
翌年度繰越額はすべて特定国有財産整備費(歳出予算現額735億1762万余円)の分である。また、不用額の主なものは特定国有財産整備費の302億0543万余円である。
(イ) 借入金
区分 | 21年度末(千円) | 20年度末(千円) |
借入金現在額(財政融資資金) | 2,401,710 | 3,293,988 |
(ウ) 主な業務実績
区分 | 21年度 | (20年度) | |||
施設跡地等の処分 | 土地 | 416千m2 | 184千m2 | ||
建物 | 延べ | 70千m2 | 延べ | 31千m2 | |
施設の取得 | 土地 | 11千m2 | 31千m2 | ||
建物 | 延べ | 129千m2 | 延べ | 88千m2 |