ページトップ
  • 平成22年度|
  • 第3章 個別の検査結果|
  • 第1節 省庁別の検査結果|
  • 第12 環境省|
  • 不当事項|
  • 補助金

補助事業の実施及び経理が不当と認められるもの


(381)—(385) 補助事業の実施及び経理が不当と認められるもの

所管、会計名及び科目 文部科学省、経済産業省及び環境省所管
    エネルギー対策特別会計(エネルギー需給勘定)
      (項)エネルギー需給構造高度化対策費
部局等 環境本省
補助等の根拠 予算補助
補助事業者
(事業主体)
会社等5
補助事業等 二酸化炭素排出抑制対策事業、二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金事業
事業費の合計
1,224,051,154円
上記に対する国庫補助金等交付額の合計
564,925,000円
不当と認める事業費の合計
384,448,429円
不当と認める国庫補助金等交付額の合計
128,143,523円

1 補助金等の概要

 環境省所管の補助事業は、地方公共団体等が事業主体となって実施するもので、同省は、この事業に要する経費について、直接又は間接に事業主体に対して補助金等を交付している。

2 検査の結果

 本院は、合規性等の観点から、19都道府県及びその管内の123市町村等並びに119会社等において、実績報告書等の書類によるなどして会計実地検査を行った。
 その結果、5事業主体が実施した二酸化炭素排出抑制対策事業及び二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金事業に係る国庫補助金128,143,523円が不当と認められる。
 これを不当の態様別に示すと次のとおりである。

(1) 補助金を過大に受給していたもの
  2件 不当と認める国庫補助金 10,112,523円
(2) 事業を実施していなかったもの
  1件 不当と認める国庫補助金 110,692,000円
(3) 補助の対象とならないもの
  1件 不当と認める国庫補助金 6,307,000円
(4) 補助対象事業費を過大に精算していたもの
  1件 不当と認める国庫補助金 1,032,000円

 また、不当の態様別・事業主体別に掲げると次のとおりである。