日本銀行

（２）　日本銀行

　この銀行は、我が国の中央銀行として、銀行券を発行するとともに、通貨及び金融の調節を行うこと並びに銀行その他の金融機関の間で行われる資金決済の円滑の確保を図り、もって信用秩序の維持に資することを目的として設置されているものである。その資本金は２２事業年度末現在で１億円（うち国の出資５５００万円）となっている。
　また、同銀行は、法令で定めるところにより、国庫金並びに通貨及び金融に関する国の事務を取り扱っている。
　同銀行の２２事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。

（ア）　貸借対照表

区分	22事業年度末（千円）	21事業年度末（千円）	区分	22事業年度末（千円）	21事業年度末（千円）
資産	142,363,158,519	121,824,173,468	負債	139,632,555,620	118,796,951,764
うち国債	77,299,238,610	73,066,192,637	うち発行銀行券	80,923,031,080	77,352,766,465
うち貸出金	56,136,010,000	35,783,900,000	うち預金	40,790,089,920	23,498,581,056
うち外国為替	4,690,254,535	5,022,773,968	うち売現先勘定	12,298,663,762	11,651,519,708
			純資産	2,730,602,899	3,027,221,703
			うち資本金	100,000	100,000
			うち法定準備金	2,678,349,399	2,659,993,657

（イ）　損益計算書

区分	22事業年度（千円）	21事業年度（千円）
経常収益	774,059,936	832,411,510
うち国債利息	622,483,837	599,529,558
うち外国為替収益	72,665,525	123,329,611
経常費用	719,849,157	465,895,058
うち外国為替費用	481,351,246	218,588,510
うち経費	194,732,639	192,236,365
経常利益	54,210,779	366,516,452
特別利益	4,483,316	1,146,832
特別損失	2,884,631	538,592
税引前当期剰余金	55,809,464	367,124,691
法人税、住民税及び事業税	3,669,161	9,842
当期剰余金	52,140,303	367,114,849

（剰余金の処分）
法定準備金積立額	7,821,045	18,355,742
配当金	5,000	5,000
国庫納付金	44,314,257	348,754,107

（ウ）　主な業務実績

区分		22事業年度	（21事業年度）
銀行券発行高		133億枚	129億枚
主な金融調節
	共通担保資金供給（注）	23兆7013億円	5兆0386億円
	長期国債買入れ	22兆9201億円	22兆0339億円
	国庫短期証券買入れ	15兆7323億円	20兆8224億円

（注）

　共通担保資金供給とは、日本銀行が適格と認める国債等の金融資産を根担保として行う公開市場操作としての資金の貸付けのことである。

日本銀行

（２） 日本銀行

（２）　日本銀行