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  • 平成23年度|
  • 第3章 個別の検査結果|
  • 第1節 省庁別の検査結果|
  • 第10 経済産業省|
  • 不当事項|
  • 補助金

補助事業の実施及び経理が不当と認められるもの


(239)—(251) 補助事業の実施及び経理が不当と認められるもの

所管、会計名及び科目 経済産業省所管  一般会計 (組織) 経済産業本省
  (項) 技術革新促進・環境整備費
  (項) 経済産業本省
  (項) サービス産業強化費
  (項) 地域経済活性化対策費
  (組織) 原子力安全・保安院
  (項) 産業保安費
  (組織) 中小企業庁
  (項) 中小企業事業環境整備費(平成19年度以前は、(項)中小企業対策費)
  (項) 経営革新・創業促進費
文部科学省、経済産業省及び環境省 所管エネルギー対策特別会計
 (エネルギー需給勘定) (項) 燃料安定供給対策費
 (電源開発促進勘定) (項) 電源立地対策費
部局等 経済産業本省、資源エネルギー庁、6経済産業局
補助等の根拠 予算補助、石油及び可燃性天然ガス資源開発法(昭和27年法律第162号)
補助事業者
(事業主体)
道、県1、独立行政法人1、会社等10、計13補助事業者等(道、独立行政法人1、会社等10、計12事業主体)
間接補助事業者等(事業主体) 市1
補助事業等 産業技術研究開発施設整備事業、石油精製等高度化技術開発(革新的次世代石油精製等技術開発)事業等
事業費の合計 17,782,800,976円
補助対象事業費等の合計 16,700,084,300円
上記に対する国庫補助金等交付額の合計 13,311,705,033円
不当と認める補助対象事業費等の合計 1,048,777,898円
不当と認める国庫補助金等相当額の合計 670,082,563円

1 補助金等の概要

 経済産業省所管の補助事業は、企業、地方公共団体等が事業主体となって実施するもので、同省は、この事業に要する経費について、直接又は間接に事業主体に対して補助金等を交付している。

2 検査の結果

 本院は、合規性、経済性、有効性等の観点から、13道県、59市町村、3独立行政法人及び529会社等において、実績報告書、決算書等の書類によるなどして会計実地検査を行った。
 その結果、道、1市、1独立行政法人、10会社等、計13事業主体が実施した産業技術研究開発施設整備事業、石油精製等高度化技術開発(革新的次世代石油精製等技術開発)事業等に係る国庫補助金670,082,563円が不当と認められる。
 これを不当の態様別に示すと次のとおりである。

(1) 補助対象事業費を過大に精算していたもの
  5件 不当と認める国庫補助金 25,853,885円
(2) 補助金を過大に受給していたもの
  2件 不当と認める国庫補助金 118,609,254円
(3) 補助の目的外に使用していたもの
  2件 不当と認める国庫補助金 4,958,611円
(4) 補助の目的を達していなかったもの
  1件 不当と認める国庫補助金 500,000,000円
(5) 補助の対象とならないもの
  1件 不当と認める国庫補助金 12,980,813円
(6) 工事の設計が適切でなかったもの
  1件 不当と認める国庫補助金 6,405,000円
(7) 委託費の積算が過大となっていたもの
  1件 不当と認める国庫補助金 1,275,000円

 また、不当の態様別・事業主体別に掲げると次のとおりである。