国会からの検査要請事項に関する報告（検査要請）
| 事業主体 | 中国地方整備局 | 水系河川名 | 千代川水系袋川 | |||
| 事業名 | 殿ダム | 所在地 | 鳥取県鳥取市 | |||
| 目的・必要性 | 洪水調節 | 流水の正常な機能の維持 | かんがい用水 | 水道用水 | 工業用水 | 発電 |
| ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| 規模等 | ダム型式 | ロックフィルダム | 経過年数 | |||
| 堤高（m） | 75.0 | 26年 | ||||
| 堤頂長（m） | 294 | 実施計画調査着手年度 | ||||
| 湛水面積（km2 ） | 0.64 | 昭和60年度 | ||||
| 集水面積（km2 ） | 38.1 | 建設事業着手年度 | ||||
| 総貯水容量（m3 ） | 12,400,000 | 平成3年度 | ||||
| 事業の根拠 | 特定多目的ダム法（昭和32年法律第35号） | |||||
| 検証対象となるダム建設事業に区分されたもの | ||||||
| 平成22年4月1日時点の段階等 | 調査・地元説明 | 生活再建工事 | 転流工工事 | 本体工事 | 既存施設の機能増強 | |
| ○ | ||||||
| 平成22年度末までの執行済事業費（千円） | 81,468,874 | |||||
| 名称 | 当初計画 | 第1回計画変更 | ||
| 策定年月 | 平成6年1月 | 平成17年6月 | ||
| 計画事業費（億円） | 約570 | 約950 | ||
| 事業期間 | 昭和60年度から 平成15年度まで |
昭和60年度から 平成23年度まで |
||
| ア ロ ケ ｜ シ ョ ン |
河川管理者 | 95.4％ | 95.4％ | |
| 利水者 | 4.6％ | 4.6％ | ||
| 水道用水 | 1.7％ | 1.7％ | ||
| 工業用水 | 2.6％ | 2.6％ | ||
| 発電 | 0.3％ | 0.3％ | ||
| かんがい用水 | ― | ― | ||
| 変更内容 | ／ | 計画事業費の増額、事業期間の延長 | ||
| 名称 | 第1回再評価 | 第2回再評価 | 第3回再評価 | 第4回再評価 |
| 評価実施年度 | 平成10年度 | 平成15年度 | 平成20年度 | 平成22年度 |
| 総便益（B） （百万円） | 247,280 | 311,070 | 100,841 | 173,765 |
| 総費用（C） （百万円） | 59,100 | 80,420 | 94,460 | 121,505 |
| 費用便益比（B）／（C） | 4.2 | 3.9 | 1.1 | 1.4 |
| 対応方針 | 継続 | 継続 | 継続 | 継続 |
| 不特定容量の便益を算定しているもの | ○ | ||
| 身替り建設費を推定して便益を算定 | CVM等により便益を算定 | ||
| ダム整備期間中の各年度に割り振って計上して現在価値化 | ダム完成後の評価期間等の各年度に割り振って計上して現在価値化 | そのまま計上 | |
| ○ | |||
（1） 事業の目的、必要性等についての検討の状況
・「殿ダムの建設に関する基本計画」が作成されている。
（2） 事業の実施状況
・計画事業費950億円に対し、平成22年度末までに814億円を執行しており、計画事業費に対する執行済事業費の割合は85.8％となっている。
・事業期間27年間に対し、事業着手後の経過年数（22年度末現在）は26年となっており、事業期間に対する事業着手後の経過年数の割合は96.3％となっている。
（3） 事業費の推移及び事業計画の変更等に伴う見直し等の状況
・当初計画事業費570億円に対し、計画事業費の変更を1回行っていて、変更後の計画事業費は950億円となっており、当初と比較して1.6倍（380億円の増）となっている。
・ダム本体の容量変更を伴わない計画事業費の増額変更を1回行っていて、当初計画事業費に対する変更による増額分の割合を当初計画事業費の算定時期からの経過年数で除した1年当たりの増加率は6.1％となっている。
・当初事業期間19年間に対し、事業期間の変更を1回行っていて、変更後の事業期間は27年間となっており、当初と比較して1.4倍（8年間の延長）となっている。
・事業期間を過ぎてから事業期間の延長変更を1回行っている。
（4） 事業再評価時における投資効果等の検討の状況
・特になし。