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  • 第5章 会計事務職員に対する検定

第5章 会計事務職員に対する検定


(概要)

平成24年10月から25年9月までの間に、所管庁から現金出納職員の保管する現金の亡失についての通知を受理したものは8件14,303,760円である。これに繰越し分14件570,537,400円を加えて、処理を要するものは22件584,841,160円であり、そのうち上記の期間内に処理したものは17件503,326,303円である。

処理を要するもの及び処理したものの所管別内訳は、次のとおりである。

所管 処理を要するもの 処理したもの
千円 千円
裁判所 1 11,980
総務省 13 503,142 13 503,142
法務省 4 40,031 1 20
財務省 1 50 1 50
厚生労働省 2 113 2 113
防衛省 1 29,523
22 584,841 17 503,326

処理したものは、現金出納職員が現金を亡失したことによって生じた損害の全額が既に補填されているものなどである。

第2節 国の物品管理職員に対する検定

(概要)

平成24年10月から25年9月までの間に、所管庁から物品管理職員の管理する物品の亡失又は損傷についての通知を受理したものは13,434件4,758,232,996円(このうち、23年3月11日に発生した東日本大震災により生じた物品の亡失又は損傷に係るものは66件1,788,797,339円)である。これに繰越し分38件239,919,798円を加えて、処理を要するものは13,472件4,998,152,794円であり、そのうち上記の期間内に処理したものは13,410件3,415,757,744円である。

処理を要するもの及び処理したものの所管別内訳は、次のとおりである。

所管 処理を要するもの 処理したもの
千円 千円
国会 2 339 2 339
裁判所 36 1,657 36 1,657
会計検査院 5 613 5 613
内閣 6 3,016 5 3,016
内閣府 1,327 373,601 1,325 373,345
総務省 6 1,046 6 1,046
法務省 261 41,476 258 41,352
外務省 4 239 2 155
財務省 10,424 229,544 10,424 229,544
文部科学省 8 9,421 7 2,126
厚生労働省 186 299,633 174 23,959
農林水産省 157 28,317 152 19,323
経済産業省 161 47,012 161 47,012
国土交通省 353 297,832 343 286,212
環境省 17 36,779 16 6,474
防衛省 518 3,627,620 494 2,379,601
13,472 4,998,152 13,410 3,415,757

処理したもののうち防衛省の金額が多いのは、主として、東日本大震災によりX線撮影装置等多数の物品の亡失又は損傷があったことによる。

(処理したものの内訳)

処理したものの内訳は次のとおりである。

① 物品管理職員に弁償責任があると検定したもの

1件 550,491円

② 物品管理職員が物品の管理行為について善良な管理者の注意を怠ったことによるものではないと認めたもの

12,258件 2,707,934,046円

③ 物品管理職員の管理する物品が亡失し又は損傷したことによって生じた損害の全額が既に補填されているものなど

1,151件 707,273,207円

(検定したものの説明)

物品管理職員に弁償責任があると検定したものの概要は、陸上自衛隊第48普通科連隊分任物品管理官の補助者石井某が、21年6月11日から9月25日までの間に、カラーテレビ11台その価額550,491円を領得したものである。