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  • 平成29年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要

第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要


第3 法律により設置されているその他の資金の受払

国税収納金整理資金のほか、法律により特に設置されている資金で、その増減及び現在額についての計算書を内閣が歳入歳出決算を国会に提出する場合に添付しなければならないこととなっているものは、決算調整資金及び貨幣回収準備資金の2資金である。

1 決算調整資金

この資金は、予見し難い租税収入の減少等により一般会計の歳入歳出の決算上不足が生ずることとなる場合において、この資金からその不足を補填することにより、一般会計における収支の均衡を図ることを目的として、決算調整資金に関する法律(昭和53年法律第4号)に基づいて昭和52年度に設置されたものである。

平成29年度決算調整資金の増減及び現在額計算書についてみると、資金の増減及び現在額は次のとおりである。

区分 金額(千円)
29年7月末資金現在額
29年8月1日から30年7月31日までの資金増
29年8月1日から30年7月31日までの資金減
30年7月末資金現在額

2 貨幣回収準備資金

この資金は、政府による貨幣の発行、引換え及び回収の円滑な実施を図り、もって貨幣に対する信頼の維持に資することを目的として、貨幣回収準備資金に関する法律(平成14年法律第42号)に基づいて平成15年度に設置されたものである。

平成29年度貨幣回収準備資金の増減及び現在額計算書についてみると、資金は国庫金と回収貨幣及地金に区分されており、その増減及び現在額は次のとおりである。

区分 事項 29年度(千円) 28年度(千円)
国庫金 年度首在高 534,586,831 525,979,010
  (受入)    
 
貨幣発行高
267,217,480 199,570,550
 
運用益
707,859 1,035,134
 
地金売払代
109,867
  267,925,339 200,715,552
  (払出)    
  貨幣回収高 147,822,228 154,841,138
  一般会計へ繰入
(年度末繰入分)
47,386,216 37,266,593
  195,208,445 192,107,731
  差引現在額 607,303,724 534,586,831
回収貨幣及地金 年度首在高 267,443,877 260,956,893
  (受入)    
 
回収貨幣
10,858,112 10,352,006
  10,858,112 10,352,006
  (払出)    
 
貨幣材料
3,738,847 3,460,404
 
地金売払
153,564
 
その他
254,159 251,054
  3,993,007 3,865,023
  差引現在額 274,308,981 267,443,877
資金合計 881,612,706 802,030,708