公共施設等運営権 |
施設管理者が所有権を有する公共施設等(公共施設等の利用料金を徴収するものに限る。)について、PFI事業を実施する民間事業者が維持管理・運営(これに関する企画を含む。)を行い、公共施設等の利用者から支払われる利用料金を自らの収入として収受する事業を実施する権利。コンセッションともいう。
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コンソーシアム |
PFI事業を実施する民間事業者を選定する公募に民間事業者が応募するに当たり、複数の民間事業者により組成される法人格のない共同企業体のこと |
サービス購入型 |
PFI事業を実施する民間事業者が自ら調達した資金により、施設管理者が要求した施設整備及び維持管理・運営の一体的なサービス又は一部のサービスを施設管理者に提供し、施設管理者から支払われるサービス対価により、
PFI事業に係る事業費を回収する方式 |
社会的割引率 |
費用便益分析において、費用や便益を現在(評価時点)の価値として統一的に評価するために用いられる率 |
独立採算型 |
PFI事業を実施する民間事業者が自ら調達した資金により、施設管理者が要求した施設整備及び維持管理・運営の一体的なサービス又は一部のサービスを施設管理者に提供し、公共施設等の利用者から支払われる利用料金のみにより、PFI事業に係る事業費を回収する方式
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モニタリング |
PFI事業を実施する民間事業者による公共サービスの履行に関し、約定に従い適正かつ確実なサービスの提供の確保がなされているかどうかを確認する重要な手段であり、施設管理者の責任において、PFI事業を実施する民間事業者により提供される公共サービスの水準を監視(測定・評価)する行為
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リスクフリーレート |
運用リスクがない資産から得られるであろう利回り |
割引率 |
将来の金銭価値を現在の金銭価値に換算するに当たって用いる換算率 |
LCC |
Life Cycle
Costの略称。プロジェクトにおいて、計画から、施設の設計、建設、維持管理、運営、修繕、事業終了までの事業全体にわたり必要なコストのこと。なお、VFMガイドラインによれば、PFI事業のLCCは、P
FI事業として実施する場合の事業期間全体を通じた公的財政負担の見込額の現在価値とされている。 |
NPV |
Net Present
Valueの略称。対象事業の従来方式における施設管理者の収入と支出とのキャッシュフローの差分を現在価値化したもの |
NPV’ |
対象事業のPFI方式における運営権者の収入と支出とのキャッシュフローの差分を現在価値化したもの |
PFI |
Private Finance
Initiativeの略称。公共投資の水準を維持しつつ財政赤字の削減を図るなどのため、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法
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PPP |
Public Private
Partnershipの略称。公民が連携して公共サービスの提供を行う手法のこと。PFIはPPPの代表的な手法の一つである。 |
PSC |
Public Sector
Comparatorの略称。国及び地方公共団体等が自ら実施する場合の事業期間全体を通じた公的財政負担の見込額の現在価値をいう。
提案されたPFI事業が従来型の公共事業に比べ、VFMが得られるかの評価を行う際に使用される。 |
SPC |
Special Purpose
Companyの略称。PFI事業を実施するために設立される特別目的会社。PFI事業以外の事業の不振が原因で、PFI事業により提供されるサービスの水準が低下したり、サービスの提供が中断したりすることを避けるために設立される。
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VFM |
Value For
Moneyの略称。VFMガイドラインによれば、一般に、支払に対して最も価値の高いサービスを供給するという考え方であり、同一の目的を有する二つの事業を比較する場合、支払に対して価値の高いサービスを供給する方を他に対して「VFMがある」といい、残りの一方を他に対して「V
FMがない」というとされている。 |