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  • 国会及び内閣に対する報告(随時報告)|
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  • 令和4年3月|

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するための対策等による政府出資法人の財務等への影響について


別図表18 中止費用の額及び内容

番号 法人名 中止費用の額
(催物種別件数)
中止費用の内容
28 日本芸術文化振興会 3億3420万余円
演劇等26件
講演等3件
令和2年2月から3年2月までの間に公演を予定していた歌舞伎、文楽、能楽等の演劇等や特別展等を中止したが、既に履行が完了していた役務に対する支払(1億8550万余円)や、出演者等に対する補償金(1億4110万余円)が生ずるなどしていた。
29 日本学生支援機構 1億5662万余円
講演等6件
資格試験等1件
外国人留学生として日本の大学等に入学を希望する者の日本語力及び基礎学力の評価を行うことを目的に年2回日本国内と国外で実施している日本留学試験について、令和2年6月に予定していた試験を中止したが、既に問題作成等のための経費(1億4777万余円)が生ずるなどしていた。
63 情報処理推進機構 5415万余円
(資格試験等1件)
情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定する情報処理技術者試験及びサイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を活用して企業や組織における安全な情報システムの企画・設計・開発・運用を支援等することを業とする資格を認定する情報処理安全確保支援士試験について、令和2年4月に予定していた試験を中止したが、既に試験問題印刷等のための経費(4216万余円)が生ずるなどしていた。
169 人間文化研究機構 5013万余円
(講演等1件)
令和2年3月から5月までの間に開催を予定していた企画展示「昆布とミヨク—潮香るくらしの日韓比較文化誌」を中止したが、既に履行が完了していた会場設営、展示物搬入やその撤去等に係る支払(2568万余円)が生ずるなどしていた。
23 科学技術振興機構 3334万余円
講演等1件
競技会等1件
令和2年3月に高等学校等のチームによる理科・数学・情報分野の競技大会として開催する予定であった「科学の甲子園全国大会」、及び2年4月から12月までの間に、海外の優秀な高校生を日本に招き、日本の高校生等との交流等を行う予定であった「さくらサイエンス・ハイスクールプログラム」を中止したが、中止までの事務局の運営等に係る費用(1734万余円)や招へいするための旅費のキャンセル料(761万余円)が生ずるなどしていた。
65 中小企業基盤整備機構 2927万余円
(講演等2件)
食品・飲料等の商品を企画開発・製造している中小企業者が展示会に出展する場を設け、国内外のバイヤーとの商談会を行う「中小企業総合展 in FOODEX」及び海外企業経営者を日本に招へいし、日本の医療機器関連中小企業者との商談会を行う「医療機器CEO商談会」を令和2年3月に開催する予定であったが、これらを中止し、中止までの事務局の運営等に係る費用(2502万余円)や商談会の会場及び旅費のキャンセル料(425万余円)が生ずるなどしていた。
21 国立文化財機構 2860万余円
(講演等2件)
令和2年3月から5月までの間に開催を予定していた特別展「体感!日本の伝統芸能―歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界―」を中止したが、既に履行が完了していた広告宣伝に係る費用(889万余円)や会場での案内、誘導、監視等の業務に係るキャンセル料(407万余円)が生ずるなどしていた。
73 国際観光振興機構 2373万余円
(講演等3件)
訪日旅行を取り扱う旅行会社、海外メディアと国内の観光業者との商談会及び日本各地への視察プログラムで構成される「VISIT JAPAN トラベルマート」を令和2年10月に開催する予定であったが、これを中止し、商談会の会場キャンセル費(1136万余円)や中止までの事務局の運営等に係る費用(1007万余円)が生ずるなどしていた。
8法人 7億1007万余円