昭和23年度歳入歳出決算は、24年11月28日本院においてこれを受領し、その検査を了して25年1月10日内閣に回付した。
一般会計決算額及び各特別会計決算額の総計は
一般会計 | 特別会計 | 総計 | |
歳入 | 百万円 508,037 |
百万円 1,144,303 |
百万円 1,652,341 |
歳出 | 461,974 | 1,009,595 | 1,471,569 |
歳入超過 | 46,063 | 134,708 | 180,772 |
であつて、一般会計の歳入超過は460億6千3百余万円に上り、これを前年度の歳入超過86億2千6百余万円にくらべると著しく増加しているが、これは主として所得税、法人税、酒税等の租税収入及び専売庁益金等の官業収入の増収に因るものである。
又、各会計間の重複額及び食糧証券の借換償還額等を控除し、純計額を概算するときは、歳入1兆353億円、歳出9782億で、前年度にくらべいずれも倍額以上となり、歳入6238億円、歳出5748億円の増加を示している。