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物品の加工賃が著しく高価なもの


(540) 物品の加工賃が著しく高価なもの

 名古屋鉄道局で昭和22年11月昭光商事株式会社に請け負わせた鋼板(0.6ミリメートル、2呎5×6呎)151屯323の亜鉛メツキの加工賃として、23年1月及び5月に1,035,049円(うち22年度分478,800円)を支出したものがある。
 本件加工賃は鋼板屯当り6,840円で、そのうち亜鉛地金代は250キロメートル分4,350円と積算されているが、この種鋼板のメツキ加工に要する亜鉛地金は、通常約101キロメートル1,740程度でたりるものであるから、亜鉛地金代において鋼板屯当り2千余円、契約全量につき30余万円高価に当つている。
 なお、本件加工はそのまま全部大阪鉄板製造株式会社が下請しているが、その下請加工賃は707,691円(屯当り4,680円)である。