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  • 資金

薪製造代金が著しく高価なもの


(541) 薪製造代金が著しく高価なもの

 大阪鉄道局姫路管理部で、昭和23年4月及び8月に大鉄産業株式会社に対し、立木5,750石を支給して薪50,000束を委託製造させた代金として2,316,000円を支払つたものがある。
 本件委託製造費の単価は、4月契約の分(結束胴まわり2尺5、長さ4尺)30,000束については束当り38円、8月契約の分(結束胴まわり2尺5、長さ3尺2)20,000束については束当り58円80となつているが、薪の製産者販売価格の統制額は4月束当り14円63、8月束当り45円60であつたのにくらべ、本件においては立木支給であるのにかえつて著しく高価に当つている。
 今仮りに、薪の統制価格から立木代を控除した価格で契約したとすれば本件は約100万円を節減することができたものである。