札幌鉄道局で、昭和23年度末において222,754本価額71,566,876円の枕木を腐しよくのため使用できないものとして払出処分をしたものがある。
右は、枕木を駅土場にたい積中、その管理当を得ず、又使用の前後をあやまり長期間経過したものなどがあつたことなどによるものと認められる。
なお、同局で22年8月から24年2月末までの間に東京外5鉄道局に経費概算8,586,399円をかけて、腐しよく枕木56,163本価額16,187,397円を保管転換しているばかりでなく、そのうち9,326本は札幌鉄道局でクレオソートを注入したものであつて、最初から腐しよく材に注入したものと認められる。